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更新日:2025年8月26日
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(くわしくは広報かまくらPDF版(PDF:5,145KB)をご覧いただくかお問い合わせください)
芸術の秋を楽しむイベントがめじろ押し!
鎌倉や日本ならではの文化・伝統に会いにいこう
9面に掲載のイベントは東アジア文化都市関連事業です
鎌倉国宝館 電話:22-0753
鶴岡八幡宮は、康平6年(1063)に源頼義が京都・石清水八幡宮を勧請した由比若宮を、その子孫・源頼朝が治承4年(1180)に現在の場所に遷座したものです。
以来、鎌倉幕府の宗祀(そうし)の首座に置かれ、源氏の氏神・武門の守護神として崇敬されました。
源氏三代の後も歴代の為政者の尊崇(そんすう)を集めながら、その庇護(ひご)のもとに社勢を維持し続け、現在も宇佐・石清水八幡宮とともに全国の八幡宮を代表する大社として知られます。
本展は、9月の例大祭の時期に合わせ、国宝・古神宝類のほか、明治時代以前、神仏がともにまつられていた同社ゆかりの宝物を一堂に展示します。
年に一度のこの機会に、鶴岡八幡宮が誇る歴史と美の世界をご堪能ください。
鏑木清方記念美術館 電話:23-6405
鏑木清方(かぶらききよかた)が大画面に、自然と人物の美を調和させ写実的に表した「朝涼」。この作品により、進むべき道を見いだした清方は、後の代表作「築地明石町」の制作へとつなげていきます。
本展では、「朝涼」に至るまでの道のりを、大正期の作品を中心に紹介します。
9月20日(土曜日)13時00分・15時00分から。各先着12人。1,200円。
【申し込み】9月6日以降に電話で
9月13日(土曜日)・14日(日曜日)13時30分から
詳細は同館ホームページを
川喜多映画記念館 電話:23-2500
関連上映 1,300円
関連上映 1,300円
1,900円
ゲストは佐伯知紀さん(映画映像研究者)
文化課 電話:61-3872
中国の弦楽器「二胡(にこ)」、韓国の打楽器「チャンゴ」、日本の楽器「三味線・箏(こと)・小鼓(こつづみ)」の弾き方(ひく・たたく・はじく)の違いを体験しよう。
9月〜12月
文化課 電話:61-3852
とき…9月6日(土曜日)12時30分~15時30分
ところ…鎌倉生涯学習センター
今後の予定は順次本紙に掲載。詳細は市ホームページを
鎌倉芸術館 電話:48-5500
鎌倉の歴史や文学に触れながら、極楽寺・稲村ガ崎周辺を散策します(約3km)。各日抽選15人。500円(拝観料別)。
【申し込み】9月16日~10月3日。詳細は同館ホームページを
今回は、国指定重要文化財『円覚寺文書』の一つ「北条貞時十三年忌供養記」を紹介します。
元亨(げんこう)3年(1323)10月に円覚寺で行われた第9代執権北条貞時の十三回忌仏事の準備の様子や役割分担、参列者やお布施の詳細などが記された古文書で、その長さは約17メートルに及びます。
命日の法要に合わせて建てられた法堂は現存していませんが、古文書からは、二階建てにも見えることが特徴の「雨打(ゆた)」(裳階(もこし)の別称)が付いた建物だったと読み取ることができ、建武元年(1334)ごろを描いたとされる「円覚寺境内絵図」(国指定重要文化財)に見られる姿と一致します。
また、法堂の落慶法要には、円覚寺のほか、建長寺、寿福寺、浄智寺など計38の寺から2千人以上の僧侶が参加したことや、命日以外にも多種多様な法要を行い、京都から参加した僧侶もいたことなどが記されています。貞時の十三回忌は、鎌倉内外で多くの人々が尽力した、圧巻の一大仏事だったことが想像できます。
当時は仏事の内容を記録しただけかもしれませんが、今まで大切に保存されてきたことで、後世を生きる私たちが中世鎌倉の様相を知ることができます。「北条貞時十三年忌供養記」は、令和4年度に保存修理が終了し、さらに後世へとつなぐ準備が整いました。これから先も、鎌倉の歴史をひもとく手がかりとなるかもしれません。
【文化財課】
鎌倉歴史文化交流館・鎌倉国宝館・鏑木清方記念美術館・川喜多映画記念館(映画鑑賞料金は除く)の観覧料などが無料です。入館時に身分証などを提示してください。
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