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更新日:2023年9月4日
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老人福祉センターは、高齢者に生きがいを持っていきいきと元気に毎日を過ごしていただくために、サークル活動の拠点・講座受講の機会・憩いの場を提供する施設です。市内に5カ所あり、60歳以上の市民はどなたでも無料で利用することができます。年間延べ16万人の利用者が、教養を深めたり、趣味を通じて交流したりして楽しんでいます。そのなかの一つ「教養センター」での活動と、利用者の声を紹介します。
高齢者いきいき課 電話61-3930
教養センターを拠点に活動しているサークルは約100団体あります。その分野は美術・音楽・芸能・手芸・芸道ほか、さまざまです。
「芸術館での展示会や、病院での展示のために、年に8枚くらい仕上げます。絵を描くことは楽しく、色や構図を考えることで頭も活性化されます。友達も増えました」
「ハワイアン音楽を聴きながら体を動かすのはとても気持ちが良いものです。老人ホームの慰問や発表会など、人前で踊ることもあります。ドレスを作って着ることも楽しみの一つです」
「粘土や釉薬(ゆうやく)の発注、窯の管理など、すべて会員が協力して行っています。展示会や窯巡り、忘年会なども楽しみです」
「自分で使うバッグを、時間と手間をかけて楽しく作っています。同じ型紙でも、生地を変えると全く違った雰囲気の個性的なバッグができます」
「野鳥を本物そっくりに彫刻して作ります。木を選んだり、細部の表現方法を考えたり、いくらでも工夫ができます」
「古代文字を毛筆で練習し、漢詩の一節など良い言葉をろう石に彫刻して印を作ります。会員全員の合作で『般若心経』を仕上げたこともあります。今まで知らなかったことを知ると嬉しくなります」
陶芸サークルの会員 中條弘さん
仕事の定年退職後、陶芸を始めて12年になります。何事も我流では上手くなれませんが、初心者は教えてもらえるので2~3年で基礎が身に付きます。型を覚えれば、個性も出せるようになります。手先を使うと老化防止にもなるし、常に焼き物を楽しみたいという希望を持っています。
教養センターは設備がしっかりしていて、60歳以上の市民なら誰でもお金をかけずに創作活動ができる貴重な場所です。私も非常に楽しんでいます。新しいことを始めるのに年齢は関係ありません。興味本位でも良いので、まずは遊びに来てください。
大広間や娯楽室などの施設が無料で利用できます。浴室や図書室には、毎日利用に訪れる人もいます。
近隣の子どもたちも施設を利用でき、高齢者と交流しています。
日ごろの活動の成果をご覧ください。
歴史・文学・美術・語学・工芸などの講座を、年間を通して開講しています。講座受講をきっかけに、サークル活動を始める人もいます。内容や募集のお知らせは「かまくら社協だより」や本紙でご案内します。
鎌倉・大船駅から…京急バス「鎌倉山」 下車 徒歩7分
藤沢駅から…江ノ電バス「教養センター」下車すぐ
施設共通 開館時間…9時00分~16時00分 休館日…12月28日~1月4日