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更新日:2023年10月17日
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経営企画課 内線2215
日本文化の創造に寄与してきた鎌倉は、豊かな歴史的遺産と自然環境に恵まれ、わが国唯一の海を持つ古都です。この鎌倉がさらに高度の文化都市として発展し、よりよい鎌倉を築くための基本的理念として、昭和48年11月3日に制定されました。
制定にあたっては、文案を一般公募し、アンケート調査や対話集会を実施して、広く市民の皆さんのご意見をいただきました。
鎌倉市民憲章は、時代の変化に左右されることのない普遍的な考え方を示した、鎌倉市民一人一人のための大切な憲章です。
市では、この精神に基づき、引き続きよりよいまちづくりに努めていきます。
鎌倉は、海と山の美しい自然環境とゆたかな歴史的遺産をもつ古都であり、わたくしたち市民のふるさとです。すでに平和都市であることを宣言したわたくしたちは、平和を信条とし、世界の国々との友好に努めるとともに、わたくしたちの鎌倉がその風格を保ち、さらに高度の文化都市として発展することを願い、ここに市民憲章を定めます。
一 わたくしたちは、お互いの友愛と連帯意識を深め、すすんで市政に参加し、住民自治を確立します。
一 わたくしたちは、健康でゆたかな市民生活をより向上させるため、教育・文化・福祉の充実に努めます。
一 わたくしたちは、鎌倉の歴史的遺産と自然及び生活環境を破壊から守り、責任をもってこれを後世に伝えます。
一 わたくしたちは、各地域それぞれの特性を生かし、調和と活力のあるまちづくりに努めます。
一 わたくしたちは、鎌倉が世界の鎌倉であることを誇りとし、訪れる人々に良識と善意をもって接します。
制定40周年を記念して、市民憲章についてのパネル展示を行います。
10月28日(月曜日)~11月8日(金曜日)。
世界遺産登録推進担当 内線2675
市は世界遺産登録推進の一環として、扇ガ谷一丁目用地に、構成資産などを紹介するための施設「(仮称)世界遺産ガイダンス施設」の整備計画を進めてきました。
しかし、6月に政府が世界遺産登録の推薦を取り下げたことを受け、計画の見直しを行ってきました。その結果、今後は名称を「(仮称)鎌倉歴史文化交流センター」に変更し、子どもから大人まで多世代が鎌倉の歴史や文化について学ぶことができる場、歴史的遺産について触れることのできる場、また、歴史や文化に興味のある人たちが集える場となる施設として整備を進めていくこととなりました。
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この扇ガ谷一丁目の土地・建物は、今年3月に「鎌倉市の文化財保護及び世界遺産登録に向けた取り組みに活用し、鎌倉市の教育文化の向上・発展に寄与するため」として、センチュリー文化財団などから寄付されたものです(一部市が買い取り)。土地は約1万5千平方メートル、建物(3棟・鉄筋コンクリート造)の総延床面積は約1750平方メートルです。
また8月には、同財団から施設整備費助成金15億円の寄付もいただきました。
今回、世界遺産登録はなりませんでしたが、鎌倉の持つ歴史的意義や歴史的遺産の価値は変わりません。今後は、これら取得した土地や建物・寄付金を活用し、文化施設の整備を進めていきたいと考えています。
「(仮称)鎌倉歴史文化交流センター」については、今年度から整備計画の策定を進める予定です。
秘書広報課 電話内線2505