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更新日:2023年11月16日
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文化人権推進課 電話61-3872
鎌倉市在住の作曲家・服部公一さんを迎え、「平和」や「自由」をテーマに、音楽とともに生きた昭和の時代を、合唱を交えて語っていただきます。先着280人。
*チケットは文化人権推進課(本庁舎2階)、支所、島森書店、たらば書房、松林堂で販売
*未就学児の入場はご遠慮ください
*託児あり(2歳以上)。先着5人。1月10日までにお申し込みください
教養センター 電話32-1221
12月7日(土曜日) 教養センター 10時00分~15時30分
対象は市内在住の60歳以上で全回出席できる人。抽選。会場は※を除き教養センター。募集案内は、高齢者いきいき課(本庁舎1階)・市社会福祉協議会(福祉センター内)・老人福祉センター・こゆるぎ荘・支所にあるほか、市社会福祉協議会ホームページでもご覧になれます。
【申し込み】12月2日~10に電話・ファクス・Eメールか直接、講座名・住所・氏名・電話番号・生年月日を同センター(FAX32-1203、E-mail:kyouyou@kamakura-shakyo.jp)へ
*車での通所はできません
すべて月曜日。午前の部(9時30分~11時30分)午後の部(13時30分~15時30分)のいずれかを選択。各定員100人。資料代200円。
電話22-0753
鎌倉国宝館は、空調設備の大規模修繕のため休館します。再開館日は「広報かまくら」や市ホームページなどでお知らせします。
休館中も書籍は販売しますので、お問い合わせください。
休館期間…12月9日(月曜日)~来年7月上旬
鎌倉文学館 電話23-3911
『晩春』『東京物語』などで知られる、脚本家で映画監督の小津安二郎の生誕110年を記念し、小津日記をはじめ、愛用品、愛蔵品などの寄託資料を展示します。
12月7日(土曜日)~25日(水曜日)。
鎌倉文学館を飾り付け、常設展示室では夏目漱石、芥川龍之介、太宰治ら鎌倉ゆかりの作家のクリスマスに関する作品やエピソードを紹介します。
中学生までのお子さんが家族で来館すると、お子さんと大人一人が無料になります。
大蔵御所(幕府)跡の位置と範囲を巡って、検討されている見解を紹介します。
法華堂跡(源頼朝墓・北条義時墓)の南側、清泉小学校(雪ノ下3丁目)の南西隅に鎌倉青年団の建てた「大蔵幕府跡石碑」があります。『神奈川県埋蔵文化財包蔵地地図』では、この碑を中心に東西約270メートル、南北約200メートルの範囲を大蔵御所跡としています。
大蔵御所の西側については、『吾妻鏡』貞応2(1223)年正月20日・25日条に、頼経邸の西方の土地が狭いため「西大路を庭に入れて築地を構えるとよい」という記述があります。
また、『宝戒寺文書』の貞和4(1348)年の恵鎮書状の解釈から、白幡ヶ谷へ通じる道(筋違橋から北へ入る道)の存在が分かっています。この道は、現在でも横浜国立大学附属小・中学校の校門に続く道路として残されています。
『鎌倉市史総説』では、この二つの道は別であると考え、現在の西御門への道を大蔵御所の西側区画線である「西大路」だとしており、それが先の地図の元となっています。
ところが近年、西大路は近代にできたものだから、白幡ヶ谷への道を、区画線とすべきという意見が出ています。しかし疑義を唱えるならばまず、『吾妻鏡』と『宝戒寺文書』にある道が同一かどうか、さらには、125年離れた二つの記述を単純に比較して良いのかの検証が必要でしょう。
白幡ヶ谷へ通じる道は、大倉堀と呼ばれた整備された川に沿った道でした。近年の発掘調査では、若宮大路脇に御所が移される13世紀第1四半期はまだ、護岸や川沿いの道の整備は大規模には行われていなかったことが分かっています。二つの記述の時差125年の間に、周囲の風景、特に川と御所の間の空地の幅はかなり変化していたはずです。記録だけでなく、発掘調査の成果に基づいて検討するべきでしょう。
【文化財課】