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更新日:2024年2月1日
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青少年課 内線2464
市青少年指導員連絡協議会と市の共催で、市内の中学生を対象に作文を募集し、347点の応募がありました。選考の結果、15人が入賞しました。市長賞の服部冴映さん(鎌倉女学院中学校)の作文を紹介します。
鎌倉女学院中学校 1年 服部 冴映
古都 鎌倉―。そう聞いて、一番に思い浮かぶのは、「自然豊かな土地」だということだった。三方向を山に囲まれ、目の前に一面広がる海。この自然こそが、昔から鎌倉を守ってくれたのだと思う。そして、鎌倉の自然と聞いて、一番に思い浮かぶのが由比ヶ浜だった。
鎌倉女学院への入学が決まり、鎌倉を知っておこうと海岸沿いを車で走ったことがある。その時は、由比ヶ浜は遠目にしか見えなかったが、とてもきれいだという印象が強かった。透き通った海。そして、白い砂浜。この光景はいつまでもあるものだと思っていた。
しかし、鎌倉に通い始めて一ヶ月経った頃、私は衝撃を受けた。「クリーンアップ・かまくら」という由比ヶ浜の清掃をするボランティア活動に参加した時のことだ。空き缶やビニル袋、ペットボトル、キャップなど、たくさんのごみが砂浜に落ちていた。遠くで見たあのきれいな海の印象は、自分の想像であり、現実とは違うことを目の当たりにした。
そして、ふと疑問に思った。「このごみは、誰が持ち込んだものなのだろう」と。その多くは観光客、つまり人間なのだと私は考えた。風で空き缶が飛んでくるということは、あまり考えられない。それに、この夏私は、たくさんの人でいっぱいになった由比ヶ浜に、ごみも増えているのを実際に見た。このことから、私は、環境破壊を引き起こしているのが人間だということと同じように、鎌倉のあふれる自然がどんどん汚されているのも、人間の仕業なのだと感じた。
たくさんの人々が観光で鎌倉に訪れてくれるのは、鎌倉のまちを知ってもらうという意味で、素敵なことだと思う。だが、それだけ観光化され、鎌倉の自然も少なくなっているという現状を見つめ直すべきではないだろうか。私も、横浜に住んでいるので、鎌倉女学院に入学する前は、鎌倉を訪れるのは観光客の一人でしかなかった。しかし、入学してから毎日この鎌倉に通っている。そんな鎌倉が汚されていくのをじっと見ているのは辛い。
実際、そう思っている人々はたくさんいる。私が参加したボランティア活動でも、子供からお年寄りまでが、みんなで真剣に取り組んでいる様子が見られた。そして、その時私は、鎌倉は広い世代から愛されているのだなと深く感心した。
私は、自然にあふれるありのままの鎌倉を残したい。武士たちが大切にし続けた、鎌倉の自然を守り、引き継いでいきたい。そのために、私達は何ができるのであろうか。例えば、自分のごみは自分で持ち帰ろうという小さな心がけを、みんなが実践するだけでも、どんどんと理想に近づけるのではないだろうか。みんなから愛されている「鎌倉」なら、絶対に実現できると私は思う。 (原文のとおり)
市民税課 電話61-3921
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2月17日(月曜日)~3月17日(月曜日)の平日…市役所講堂(第3分庁舎) 午前9時~正午と午後1時~4時30分
(※注1)2月23日(日曜日)は開場
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納税課 電話61-3911