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更新日:2022年12月12日
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都市景観課 電話61-3477
今と昔の大船を写真で見比べたり、クイズに答えたりしながら、大船駅周辺を散策する親子景観セミナーへの参加者を募集します。
鎌倉国宝館 電話22-0753
氏家浮世絵コレクションは約60点ある全ての作品が肉筆画であることが特徴です。絵師自らが描く肉筆浮世絵は版画とは異なり、細やかな筆遣いや彩色が施され、絵師の技量を知ることができる貴重な資料でもあります。
早くから肉筆浮世絵の重要性に注目し、収集・保存してきた故・氏家武雄さんと市が協力して財団法人を設立してから40年になるのを記念して、全作品を前期と後期に分けて公開します。
葛飾北斎の作品を中心に、喜多川歌麿や月岡雪鼎(せってい)らの華やかな作品をお楽しみください。
市民通信員が身近な話題をリポート
今泉田植唄の中に「アラヨー 相模ナー 横山照手の姫は アラヨー つまのナー ためとて車ひきやる」という歌詞がある。朝・昼・夕唄から成る今泉田植唄の全体としては、ごく一般的な田植えの情景や作業の担い手たちの思いをうたったものなのだが、右の歌詞は昼唄の最後に突如として出てくる。
鎌倉の歴史と関わりのありそうなキーワードを少し調べてみた。横山とは鎌倉時代、相模の中央部にも勢力を持った武士集団で、小野氏横山党の統領時広の妹は和田義成の妻となっている。和田合戦(1213年)では和田側に加勢し敗れた。
照手の姫は伝説上の人物で、江戸初期に成立した鎌倉大草紙の中で小栗判官の恋人として登場している。浄瑠璃の題材ともなっているほか、藤沢市や横浜市戸塚区にも伝説が残っている。
こうした田植唄のような無形の文化芸能は、時代により、また地域によって伝えやすい形で、時には新しい話題を元唄に織り込みながら後世に伝わってゆくものだ。
芸術文化の秋は鎌倉生涯学習センターホールでの郷土芸能大会を鑑賞させていただいた。演劇や音楽という視点から地域文化への理解と親しみを深める事ができたように思う。
【大船地域 菊地 眞】
美術館で親子一緒に芸術を楽しむことを提案している「NPOはじめまして、美術館。」を紹介します。
「NPOはじめまして、美術館。」は2008年から、子育て中の親子には少し敷居の高い美術館を、身近なお出かけ場所とするワークショップを行っています。
美術館には守るべきマナーがありますが、それさえ守れれば小さな子どもでも訪れることができます。子どもたちのみずみずしい感性は、美術に対して知識やある種の構えのある大人たちに、はっとさせられる視点を投げかけてくれます。その新鮮な驚きが、子どもの新たな面の発見となり、日々の育児の活力にもつながると考えています。
子ども達には「マナーブック」と呼ぶ紙芝居で美術館の過ごし方を伝えるほか、美術作品カードを使ったゲームなどを通して美術に触れる楽しみを伝え、大人には親子で美術館を訪問する際の楽しみ方や不安の解消方法なども提案しています。
2013年夏からは鏑木清方記念美術館で親子向けの絵画鑑賞と日本画入門体験、市内の幼稚園では園児・保護者・先生向けに、地域の発達障害児の親の会では支援をテーマに、さまざまなワークショップを行ってきました。
美術館は親子連れにもすてきなところです。一緒に楽しみましょう!
【問い合わせ】
NPOセンター鎌倉…電話60-4555
【申し込み】同館チケットセンター 電話0120-1192-40(9時00分~19時00分)
1月18日(日曜日)15時00分開演 大ホール
未就学児の入場はご遠慮を
1月25日(日曜日)14時00分開演 小ホール
人間国宝の講談師・一龍斎貞水が鎌倉ゆかりの「鉢の木」を口演。
未就学児の入場はご遠慮を