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更新日:2023年8月3日
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市観光協会 電話23-3050
1959年から半世紀以上も続く鎌倉の薪能。鎌倉宮の緑に囲まれた特設舞台で、虫の音・月の光・風を感じながら野外能を鑑賞してみませんか。
※座席の位置の希望は受けられません ※小学生以下は入場不可 ※会場内での撮影・録音はできません ※雨天中止。開演前に中止になった場合は料金を払い戻します
文化人権推進課…電話61-3870
今年は、終戦から70年の節目を迎えます。
市では、いち早く市民の皆さんから「平和を守ろう」という声が上がり、昭和33年には「平和都市宣言に関する請願書」が市民の有志14人により市議会に提出され、全会一致で採択されました。
これを受けて市は同年8月10日、核兵器の廃絶と世界恒久平和の確立、歴史的文化遺産を持つ鎌倉の平和を守り続けるという決意のもとに、全国に先駆けて平和都市宣言をしました。現在、公募市民による「鎌倉平和推進実行委員会」と協働して平和推進事業を行い、平和の大切さを訴えています。
「平和都市宣言」が刻まれた「平和都市宣言の碑」。書は画家で名誉市民の平山郁夫さん
戦後70年にちなみ、市ではさまざまな催しを行います。
市庁舎前庭には「平和都市宣言の碑」が、また入り口脇には「平和の木」があります。この碑と木の周辺に、市内在住のアーティスト菊池歩さんが、「こころの花」を咲かせます。
とき…8月6日~8月15日
産業振興課…内線2481
関谷の畑で、野菜の種まきから収穫まで、一連の農作業を家族で体験してみませんか。
最終日には収穫した野菜でとん汁を作ります。定員30組。抽選。
市内在住で3日間とも参加できる4歳から中学生の子どもがいる家族
1家族1,000円(傷害保険料など)
はがきで、催し名、代表者の住所・氏名・年齢・電話番号、参加する家族の氏名・年齢を、8月14日(必着)までにJAさがみ玉縄支店内鎌倉地区運営委員会事務局(〒247-0072岡本2-17-24、電話44-3851)へ
永福寺には、経塚が造られました。経塚は、釈迦の入滅後の56億7千万年後に弥勒菩薩がこの世に下生(出現)して生類すべてを救済するまで、経典を地下に埋めて保存する施設で、塚の有無に関わらず経塚と呼ばれます。永福寺跡では、阿弥陀堂向かいの山頂の平場から発見されました。
地表には塚や碑などの痕跡はなく、岩盤面に開けた直径約110センチ×深さ約120センチの穴に、高さ47・8センチの渥美焼の大甕が肩の辺りまで木炭で埋められていました。
ふたの片口鉢と甕の上部は割れて内部に落ち込んでおり、中に銅製の経筒が横向きに埋まっていました。経筒は直径約24センチ×高さ約31センチの筒形で、宝珠型のつまみのついたふたがあり、中から経軸と考えられる木片が出土しています。
経筒の下からは白磁の小壺の中に入った櫛・扇・念珠などが発見されました。白磁の小壺は12世紀の中国江西省景徳鎮窯のもので、最大径約10センチ。櫛は10枚がミカンの房のように重なって出土しました。扇は茶褐色の漆塗に金蒔絵が施された豪華なもので、復元された長さは28センチです。念珠は金剛子念珠と呼ばれる天台宗の念珠で、上部が木製のそろばん玉、下部は水晶玉で、親玉を挟んで下に2つ数珠の房飾りがついています。
この経塚は、12世紀末~13世紀初頭の造営と考えられ、埋納品に女性のものがあることから北条政子が関わっているとの説もあります。あるいは『吾妻鏡』に欠落のある3年間(1197~99年)に永福寺造営の最終段階として、この地が仏の聖地として栄えること、源将軍家と、結縁したものが弥勒菩薩の下生に再会することを願って造られたのかもしれません。【文化財課】
電話23ー2500
9月13日(日曜日)まで
14時00分から
(注※)15日(土曜日) については、ゲスト:新藤次郎さん(近代映画協会社長兼プロデューサー)の「ヒロシマと父・新藤兼人」トークあり