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更新日:2023年12月12日
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市の人事行政の透明性を高め公正性の確保を図るため、職員の数・勤務状況・給与など、鎌倉市における人事行政の運営等の状況をお知らせします。
市では、行財政改革の取り組みの一つとして、平成23年度から第3次職員数適正化計画を進めています。本計画によって、民間委託化の推進や事務事業の見直しなどを行い、職員数は27年4月1日までに23年4月1日に比べて68人の削減となりました。
職員の給与は、地方公務員法などに基づき、民間賃金や国及び他の地方公共団体の職員の給与などを考慮し、また市長や副市長など特別職の給料月額は、市内の公的団体の代表者などで構成される「鎌倉市特別職報酬等審議会」の答申を受け、いずれも市議会の審議を経て条例で定められます。
一般職のうち税務関係職員、保育士、教育・指導主事などを除いたもの
(*注1) 市長は給料10%(支給額86万4,900円)、副市長は給料7%(支給額75万7,020円)の減額を実施しています
地域の民間賃金水準や物価などを考慮して支給
算出方法は、(給料+扶養手当+管理職手当)×15%(国の基準と同じ)
扶養家族の構成に応じて支給
住居にかかる費用に対して支給
持家(市外)は、27年3月31日までの入居に限り、当分の間9,800円を支給
管理職の職責に応じて支給
課長代理職7万3,600円~部長職11万円
正規の勤務時間を超えて勤務したときに支給
ノー残業デーの徹底や超勤縮減月間の実施、業務の見直しを行うなど、その抑制に努めています
著しく危険・不快・不健康・困難であるなど、特殊な業務に従事したときに支給
夜勤手当、休日給など
通勤に利用する交通機関などの実費相当の手当
民間企業のボーナスに相当する手当
算出方法は、{給料+扶養手当(期末手当のみ)+地域手当+役職者加算}×支給割合
27年度は期末手当2.6月、勤勉手当1.5月(27年4月1日現在)
職員が退職したときに支給
算出方法は、退職時の給料月額×支給率(最高49.59月)+調整額(在職中の役職に応じて計算した加算額)
26年度の定年・勧奨退職者の平均支給額は、2,406万円
退職者の状況や職員の年齢構成などを考慮しながら、採用しています。職員は、労働基準法に基づき休暇などの労働条件が保障され、地方公務員法により意に反して降任・休職・免職されないなど身分も保障されています。
ただし、勤務実績が良くない場合や、心身の故障のため職務の遂行に支障があるなど一定の事由がある場合は分限処分、全体の奉仕者たるにふさわしくない非行があった場合などは懲戒処分により、給与を減額されたり職を失ったりすることがあります。
26年度(カッコ内は 25年度)
10.1日(26年)。25年は、10.2日 ※職員には1年(1月1日~12月31日)に原則として20日の年次有給休暇が与えられます
26年(カッコ内は 25年度)
26年(カッコ内は 25年度)
市民通信員が身近な話題をリポート
町を歩いていると、不思議な岩を見掛けることがありませんか。
家やお店など、敷地の片隅に一つだけ取り残されたそれをよく見ると、表面にうっすら「道」 「祖」などの文字がうかがえます。これは道祖神(どうそじん)といって、道行く人々の安全を見守る神様をお祭りしたものです。
その場所は誰のものでもないため、 開発の波を免れ、撤去されずに残っているものが、私たちの目に触れるのです。ただ、 誰も撤去しない代わりに管理もしないため、歳月を経て、風化するに任せています。
刻み込まれた文字は次第に見えにくくなり、やがて何だか分からなくなれば、単なる岩にしか見えません。そうなってしまえば、誰がその価値を理解できるでしょうか。
昔から伝わるものに手を加えず、そのまま伝えていくべきという考えもありますが、文化とはその価値を理解して初めて正しく伝わるものです。改めて「道祖神」と彫り直すなど、 きちんと手入れをしてこそ、血の通った地域文化を次世代に伝えられるのではないでしょうか。
【大船地域 角田晶生】