広報かまくら平成27年度1月1日号1面

羽ばたけかまくらっ子！

「年頭にあたって」鎌倉市長松尾祟

 

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、江の島が東京オリンピックのセーリング競技会場に決定し、また日本がラグビーワールドカップで強豪南アフリカに勝利するなど、2019年ラグビーワールドカップ日本大会、そして2020年の東京オリンピック・パラリンピックの足音が身近に感じられた年でした。
市政においては、市民の皆さまの多大なるご協力により、積年の課題の解決に向け、歩を進めることができました。ごみの減量、海水浴場の健全化、子育て支援施策の充実、子どもたちの教育環境の整備など、本年も引き続き取り組み、安全・安心なまちづくりを進めてまいります。
一方、不適切な事務処理や職員の不祥事により、市役所の信頼を損ねる事態となり、深く反省しております。市民の皆さまの信頼を取り戻すには並大抵の努力では足りません。抜本的な改革に、全力で取り組みます。
本年からの新たな施策としましては、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて、増加が見込まれる外国人観光客に対する施策や、鎌倉を訪れる方々をおもてなしするための施策など、市民と来訪者の皆さまにとって、より魅力ある鎌倉となるよう取り組んでまいります。
また、鎌倉の歴史的遺産を活用したまちづくりを進めるため、昨年末に策定した「歴史的風致維持向上計画」を基礎として、「日本遺産」の認定申請を予定しているところです。
市民や事業者の皆さまのご理解とご協力をいただきながら、皆さまの幸せのために、そして未来を担う次世代のために、負担を先送りせず、世界に誇れる持続可能なまち「鎌倉」を目指します。
本年が、皆さまにとって幸多き年でありますよう、また、鎌倉の子どもたちが、夢に向かって大きく羽ばたけますよう、心からお祈り申し上げます。

平成27年9月1日現在

人口:173,000人

世帯数:73,834世帯

 

お問い合わせ