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更新日:2024年1月17日
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障害者福祉課 電話 61-3975
障害者が就労する際、働く人と雇う人それぞれ当事者にしか分からない不安があります。
市では障害者が長く自分らしく安心して働けるよう、また企業が積極的に障害者を雇用できるよう、障害者の就労を支援しています。
渋谷さんにはてんかんがありますが、職場復帰の仕事などを安定してこなしています。
吉岡さん(左)は発達障害がありながら、県の職業訓練の講師を務めています。
2人が働いている富士ソフト企画は、市内で名刺の作成やホームページの作成、障害者を対象とした就労支援プログラムなどを行う企業です。多くの障害者がそれぞれの得意分野で活躍しています。
市は定期的にまたは随時、知的障害者が就労する企業を訪問して仕事の内容を分かりやすく本人に伝えたり、そばで見守り、アドバイスしたりするジョブサポーターを派遣しています。昨年度は知的障害者19人に対し22回の派遣を行い、本人と事業主の負担軽減を図りました。
ジョブサポーターは年2回、レクリエーションを通じて、障害者皆さんの気持ちのリフレッシュも図っています。前回は知的障害者7人とジョブサポーターでボウリングに行き、みんなで汗を流しました。
サポートするときは、まず障害者本人のお話を聞いて、信頼関係を築くことから始めています。お困りの際は、お気軽にご連絡ください。
〈江副さん〉
障害のある人は、自分の思っていることを言葉で伝えることが苦手な場合が多いです。そのような人とのコミュニケーションの取り方を、企業にアドバイスしています。〈堀尾さん〉
ジョブサポーターの役割は、雇う側と雇われる側の双方が抱えている問題が深刻になる前に相談に応じることです。
〈橋本さん〉
市では平成24年度から、特別支援学校の生徒を受け入れて、社会の一員として働く経験をしてもらっています。昨年度は1月に5日間、県立藤沢養護学校高等部の生徒1人がジョブサポーターの支援のもと、チラシ折り、封入、ラベル作成など事務補助業務の実習を行いました。
問い合わせ…工房ひしめき(電話33-0882)
市では障害者が継続して働けるように、障害者就労相談「Wish」を相談窓口として、就労後も働く人と雇う人の双方を支援する、障害者就労後定着支援事業に取り組んでいます。
働く人への支援
就労する上での不安や悩みを解消するため、カウンセリングや健康管理のアドバイス、家族や職場の同僚との対人関係に関わる相談などを行います。
雇う人への支援
障害者の雇用の継続のため、企業に対し就労全般に関する相談支援をし、必要なアドバイスや調整などを行います。
人口:173,000人
世帯数:73,834世帯