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更新日:2024年2月1日

広報かまくら平成27年度2月15日号1面

歴史的遺産と共生するまちづくり

歴史まちづくり推進担当 電話61-3849

市では、後世に守り伝えるべきまち並みをより明確に示し、まちづくりの基盤を整えていくため「歴史的風致維持向上計画」を作成し、文部科学大臣、農林水産大臣、国土交通大臣の認定を受けました。今後も、歴史的遺産の保全をはじめ、観光と市民生活の両立や「人」優先の交通環境の実現などに取り組み、歴史的遺産と共生するまちを目指します。

大切にしたい歴史的風致

歴史的風致とは…

社寺などの歴史上価値の高い建造物と、往時の面影が残る周辺地域では、祭礼行事や民俗芸能、なりわいなど伝統的な活動が古くから続けられているところがあります。こうした地域において、情緒や風情、趣などを感じることのできる良好な市街地環境を歴史的風致といいます。

1.社寺における祭礼・行事にみる歴史的風致

鎌倉幕府などによって建立された社寺は、宗教活動を継続している「生きている歴史的遺産」であり、鎌倉の歴史・文化の源泉として、他の歴史的風致の形成基盤にもなっています。

2.海にまつわる伝統行事にみる歴史的風致

日本最古の港跡「和賀江嶋」が位置する材木座をはじめ沿岸部では、海にまつわる伝統行事などが営まれています。

3.若宮大路周辺における商いにみる歴史的風致

信仰の対象であった社寺は近世以降、遊山の対象ともなり、若宮大路では多くの来訪者を対象とした商いが続いています。

4.周遊観光にはじまる「江ノ電」にみる歴史的風致

近世の周遊観光の歴史を受け継ぐ江ノ電が、社寺や海岸線などを背景に走る姿は、鎌倉を代表する景観として、人々に親しまれています。

5.別荘文化に由来する歴史的風致

別荘を構えた人々の価値観は、習慣、なりわいなどに影響を与え、自然的・歴史的背景や人的・物的交流などを通じて洗練され、現代にもその様子が見られます。

6.歴史的遺産と一体となった山稜の保全活動にみる歴史的風致

歴史的遺産と自然的環境が一体化して歴史的風土を形成し、多くの人々が緑地の保全に携わっています。

 

 

2面へ続く

 

お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

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