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更新日:2024年2月1日

広報かまくら平成27年度2月15日号3面

職場に健康保険制度がない人など国民健康保険(国保)へ

保険年金課 電話61-3607

病気やけがで医療機関にかかるときに備え、全ての国民が何らかの健康保険に加入することになっています。

国民健康保険(国保)は、自営業の人や、職場に健康保険制度のない人などを対象に医療保障する制度で、(1)職場などの健康保険に加入している人 (2)後期高齢者医療の対象となる人 (3)生活保護を受けている人を除く、75歳未満の全ての人が加入するものです。

他の健康保険資格を失ったら加入を

退職などで、国保ではない健康保険の資格を失った場合、その日から14日以内に、保険年金課(本庁舎1階)か支所で、国保加入の手続きをしてください。

国保の保険料は、他の健康保険の資格を失った月から発生し、届け出が遅れても、さかのぼって算定します。

70歳からは高齢受給者証も必要

70~74歳の人は、自己負担額が医療費の2割になります(一定以上の所得がある人は3割)。医療機関の窓口で、被保険者証と併せて「高齢受給者証」を提示してください。この受給者証は、満70歳の誕生月(1日生まれの人は前月)の下旬に送付します。

主な保険給付

自己負担額を除いた医療費が、市から医療機関に支払われます。

他にも次の給付などが申請を経て、受けられます。詳しくはお問い合わせください。

療養費

  • コルセットなど、医師が必要と認めて作った治療用の装具費
  • 医師の同意のもとで受けたはり・きゅう・マッサージ費
  • 柔道整復師の施術費
  • 海外で受けた治療費(やむを得ない事情で治療した場合)

出産育児一時金

葬祭費

移送費

移動が困難な重病人が、緊急かつやむを得ず医師の指示により移送されたときの費用。

高額療養費

同じ月に同じ医療機関でかかった医療費の一部負担金(※)が自己負担限度額を超えた場合、その超えた分を市が負担します。該当する人には、診療月の約3~6カ月後に申請書を送付しますので、届いたら手続きを。

入院と外来はそれぞれ別に計算します

認定証を作っておくと便利です

【窓口支払いが限度額までに】

入院や外来診療で医療費が高額になる場合、「限度額適用認定証」を提示すると、医療機関への支払いが自己負担限度額までになり、用意する費用が少なくて済みます。

事前に「限度額適用認定証」の交付を受けてください。申請は保険証を持って、保険年金課か支所へ。

70~74歳の人は、「高齢受給者証」の提示で同様の支払いになります

高額介護合算療養費

医療と介護の両方に自己負担額があり、計算対象期間である前年8月~7月の1年間の自己負担額の合計が基準額を超えた場合、その超えた分を市が負担します。

該当する人には申請のお知らせを送付しますので、届いたら手続きをしてください。

入院中の食事代の減額

市民税非課税世帯の人は、入院中の食事代の減額が受けられます。お問い合わせください。

食事代標準自己負担額(1食当たり)
  1. 一般(2.、3.以外の人) …260円※4月1日以降は360円に改定
  2. 市民税非課税世帯低所得2(*1) 
    90日までの入院 210円
    過去12カ月で90日を超える入院 160円
  3. 低所得1(*2) 100円

(*1)…70歳以上の国保加入者で、属する世帯の世帯主および国保加入者全員が市民税非課税の人

(*2)…低所得2(*1)の項目に当てはまり、かつその世帯の各所得が必要経費・各種控除額(年金の所得は控除額を80万円として計算)を差し引いたときに0円となる人

国保加入者の受診状況

保険年金課 電話61-3607

本市の国保加入者で、平成27年5月に医療機関にかかった人の受診状況をまとめました(左図)。

年齢階層別の費用額は、「60歳代」が全体の約4割、「70歳以上」と合わせると全体の7割以上を占めます。

費用を疾病別にみると、「歯肉炎」「統合失調症」、「腎不全」、「高血圧性疾患」が上位を占めています。

高血圧性疾患は、心臓病(虚血性心疾患)や脳卒中の危険因子といわれ、塩分の取り過ぎや肥満と密接な関係があるとされています。予防のために、日頃の生活習慣を見直しましょう。

適正な受診にご協力を

近年医療費は増加しており、これは皆さんの保険料が増えることにもつながります。

日頃から健康に気を付けることは無論ですが、小さな心掛けで医療費が節約できます。

  • 「重複受診」はやめる
  • 緊急時以外の休日や夜間の受診は控える
  • 治療は途中でやめない
  • 「おくすり手帳」を作り、領収書、明細書は保管する
  • ジェネリック医薬品を希望する
  • 医師の指示を守る

年齢階層別の受診状況(受診件数総計41,526件)

被保険者数
  • 0~19歳…4,044人(8.7%)
  • 20~39歳…6,490人(14.0%)
  • 40~59歳…11,377人(24.6%)
  • 60~69歳…14,471人(31.3%)
  • 70歳~…9,870人(21.3%)

計46,252人 

費用額
  • 0~19歳…29,019千円(3.2%)
  • 20~39歳…45,880千円(5.1%)
  • 40~59歳…175,768千円(19.4%)
  • 60~69歳…339,580千円(37.5%)
  • 70歳~…316,301千円(34.9%)

計906,548千円

市が支払った医療費の主な疾病の順位と割合

全体の医療費を100%としたときの割合

  • 1位: 歯肉炎・歯周疾患 …9.0パーセント
  • 2位: 統合失調症など …5.2パーセント
  • 3位: 腎不全 …5.1パーセント
  • 4位: 損傷・外傷など …5.1パーセント
  • 5位: 高血圧性疾患 …4.6パーセント
  • 6位: その他の悪性新生物 …4.5パーセント
  • 7位: 糖尿病 …3.5パーセント
  • 8位: その他の心疾患 …3.0パーセント

お子さんの予防接種、お済みですか?

市民健康課 電話61-3942

3月1日~7は「子ども予防接種週間」です。定期予防接種(ヒブや麻しん・風しんなど)は、対象年齢内に、決められた回数や間隔で接種しましょう。この条件に該当しない接種は有料となり、健康被害が発生した場合、国の救済が受けられません。

母子健康手帳を確認し、済んでいない予防接種は対象年齢内に早めに済ませましょう。

お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

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