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更新日:2024年2月1日

広報かまくら平成27年度2月15日号4面

中学生作文コンクール

青少年課 内線2463

市青少年指導員連絡協議会と市の共催で、市内の中学生を対象に作文を募集しました。381点の作文が寄せられ、選考の結果、18人が入賞しました。その中から、市長賞を受賞した熊木ひと美さんの作文を紹介します。

「自然と歴史の共存するまちづくり」

大船中学校3年 熊木ひと美

「鎌倉…。いいところにお住まいですね。」

私は鎌倉市民として暮らして10年が経つ。初対面の方に自己紹介をすると、必ずと言っていいほど、この言葉が返ってくる。何だか嬉しくなって、最初は、ありがとうございます、とお礼を言うだけだった。年間2千万人以上の観光客が訪れるとされる、その数からも私たちが住む「鎌倉」の魅力は立証済みなのかもしれない。

これまで私は、小・中学校では鎌倉の自然と歴史について様々な角度から学んできた。例えば鎌倉めぐりでは、市内の神社仏閣を辿り、ハイキングコースや切通しを歩くことで鎌倉時代の息吹を肌で感じ、多くの史実を学んだ。鶴岡八幡宮での職業体験を通して、歴史文化を後世に残していく大切さを知った。台峯のそばで暮らし、緑豊かな自然に包まれてのびのびと成長してきたと思う。

三方を山に囲まれ、南に海がある地形上の特徴から「鎌倉」と呼ばれるようになったことを始めとして、市内の町名には、昔そこがどのような場所だったか、聞いただけで何となく分かるような表記の場所がいくつか残されている。十二所、雪ノ下、扇ガ谷…。つまりその名から、その地の風土、自然の特徴、歴史を知る手がかりとなるはずだ。

2年前、私は旧版の地図を「読む」ワークショップに参加したことがある。自然を大切にしながら、安全で暮らしやすい街をつくる、というテーマだったので、とても関心があった。自分の住む地域の1921年(大正10年)の地形図を、地図記号により色分けして塗りながら今との違いを認識した。地名・町名には、もともとその土地の性質や特徴から名づけられたものが多いこと、それを理解して生活に活かすこと、あるいは備えることが重要であること。川は自然そのままの状態では蛇行をすることを実証する実験や、大掛かりな装置で津波発生のしくみなども学び、鎌倉にとって無視できない内容も学習した。

自然のしくみを正しく学ぶことは地域で安全に暮らしていくことにつながる。何もしないことが自然保護ではなく、手入れをして暮らすことは緑の保全にもつながり、土砂災害や、大雨被害から命はもちろんのこと、数多く残る歴史的遺産の保護にもつながるだろう。つまり自然を適切に保全することは、歴史を守ることになる、いわば両輪なのだ。どちらか一方が欠けても「共存」はできない。

修学旅行で訪れた飛騨・高山のまちづくりは素晴らしかった。街並み保存についてガイドさんのお話をうかがいながらまちづくりは「ひとづくり」だなとも思った。今、自分で鎌倉のまちづくりの為に何が出来るだろうと考えた時、将来こうした活動が出来るようになりたいと思った。

多くの人にとって鎌倉がいいところであり続けるように、共存の為の学びを続けたい。
(原文のとおり)

入賞者の皆さん(敬称略)

市長賞

熊木ひと美 大船中学校3年

議長賞

前村結子 第一中学校2年

会長賞

佐藤菜花 横浜国大附属鎌倉中学校2年

佳作

  • 茅原花野子 鎌倉女学院中学校1年
  • 佐藤華子 第一中学校2年
  • 小番 健 腰越中学校3年
  • 向 聖良人 玉縄中学校2年
  • 粂川実乃里 岩瀬中学校2年
  • 中島彩陽 岩瀬中学校3年

学校奨励賞

  • 永塚絢音 鎌倉女学院中学校1年
  • 松尾康平 横浜国大附属鎌倉中学校2年
  • 野澤二朗 第一中学校2年
  • 角井 俊 第二中学校3年
  • 新倉花笑 御成中学校1年
  • 榧場早紀 大船中学校3年
  • 池原ゆき菜 玉縄中学校2年
  • 余慶華帆 岩瀬中学校2年
  • 小杉悠太 手広中学校3年

市・県民税の申告

市民税課 電話61-3921

平成28年度の市民税と県民税の申告を3月15日まで受け付けます。27年中に収入がない人も、原則として申告が必要です。対象は次のとおり。

  1. 28年1月1日現在市内に居住している人
  2. 28年1月1日現在市内に事務所・事業所または家屋敷がある人

申告がないと、税額が正しく算出できないほか、税の証明書発行、社会保険料の適正な算定や免除、手当の受給ができないなど、さまざまな影響があります。必ず申告してください。

【申告が必要ない人】

右記の対象でも、次の人は申告不要です。

  • 27年分の所得税の確定申告(還付申告含む)をする人
  • 給与収入のみの人 ※源泉徴収票に記載のない控除を受けたい人と、仕事先から市に給与支払報告書が提出されていない人は要申告
  • 公的年金等の収入のみの人 ※源泉徴収票に記載のない控除を受けたい人と、遺族年金や障害年金のみの人は要申告
  • 控除対象配偶者または扶養親族として、市内に居住している人の源泉徴収票や申告書に記載されている人

【申告受け付け場所】

  • とき…2月16日(火曜日)~3月15日(火曜日) 午前9時~正午と午後1時~4時30分
  • ところ…市役所講堂(第3分庁舎)

※土・日曜日を除く
※公共交通機関のご利用を

【申告に必要なもの】

必要書類が手元にそろってから申告してください。

  • 印鑑(認め印可) 
  • 所得の証明となる資料(源泉徴収票・収支明細書・支払証書など)
  • 控除を受ける人は該当の証明書など(必要書類が不明な場合はお問い合わせを)

【申告書の作成について】

市ホームページで、申告書と、自動で所得計算などができる「市県民税申告書作成ツール」(※注1)が入手できます。

(※注1)エクセルファイルです。エクセルが使用できるパソコン環境でのみ利用可能

固定資産税・都市計画税 第4期の納期限は2月29日(月曜日)です

納税課 電話61-3911

お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

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