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更新日:2025年1月31日
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青少年課 内線2464
市青少年指導員連絡協議会と市の共催で、市内の中学生を対象に作文を募集しました。171点の作文が寄せられ、選考の結果、15人が入賞しました(左表)。その中から、市長賞を受賞した岩立真輝さんの作文を紹介します。
玉縄中学校 2年 岩立 真輝
歴史的な町、そう聞くと僕は、山に囲まれた静かな古い町並みに、所々に神社や石碑が立っている情景をイメージします。僕は生まれも育ちも鎌倉ですが、住んでいる場所が自分の「歴史的な町」のイメージと離れていたため、小さい頃の僕は本当にここが鎌倉なのかと疑問に思っていました。だから、父が鎌倉宮や鶴岡八幡宮に連れて行ってくれると自分のイメージとぴたりと一致した世界が広がっていて、ああ、ここが本当の鎌倉なんだな、と感じていました。
しかし、僕が小学3年生の時、自分の住んでいるこの辺りも、歴史的な町なんだなと感じる事がありました。それは、社会の地域探索でのことです。僕達は、僕の住んでいるマンションの後ろの山の近くまで行きました。すると、あちこちにお寺や神社があることが分かり、とても驚きました。僕のマンションの周りは、大きなお店や病院、薬品工場などが立ち並んでいますが、まだ歴史の足跡が残っていることに、この時初めて気付きました。また、いつも何気なく通っていた児童館のすぐ近くが、城跡であったこともこの時知りました。僕は、外見が違っても、歴史のある町なんだな、と思いました。
僕がこのような体験をしたことは、中一の頃にも一度ありました。それは、僕が鎌倉についてまとめて発表するため、パソコンで情報収集をしていた時のことです。ふと、見覚えのある画像が目にとまりました。それは、駅に行く時に見かける、お地蔵さんと石碑でした。気になって説明を読むと、それは首塚といって、里見氏が鎌倉に攻めてきた時の戦いの、戦死者の首を葬った物だ、と書いてありました。僕は、そんなに古い歴史があるとは思っていなかったので、とても驚きました。いつもそんなに気にせず通り過ぎていた物だったので、普段はあまり気付かないけど歴史的な物は身近にあるんだなと思いました。
鎌倉は、歴史的な建造物などがたくさんあってとても面白い町だと思います。ですが、それはまだ町並みの古い中心部分だけではなくて、僕も住んでいるような開発が進んだ町も同じだと思います。なぜ、あれがあそこにあるのか、それにはちゃんと一つ一つ理由があって、それを知れば知るほど自分の地域も歴史と関わりがあると思えてきて、とても面白いです。だから、その大切な物を守り継いで、いつまでも「歴史的な町」にしていかなければいけない、と思いました。
(原文のとおり)
岩立 真輝 (玉縄中学校2年)
小野寺 将我 (第二中学校3年)
林田 萌衣 (深沢中学校3年)
一人で悩まずすぐ相談を
「親から相続した山林がある。最近、『整地をして、広告すると売れる』などの電話が頻繁に入るが、信用できるか」との相談がありました。
「相続した土地は、親が三十数年前に購入したが、固定資産税は課税されず、放置されたままだった。最近、複数の業者から土地の測量や他の土地と買い替え、売却などの勧誘の電話が入るが、本当に売却できるか。できれば、費用をかけずに処分したい」とのことでした。
数十年前、値上がりの見込みがない山林や原野を不当に高い価格で売りつける原野商法が横行しました。 その原野の所有者の名簿が流れているようで、「売却するには土地の測量、草刈り、売却のための広告費が必要」などと持ちかけ、代金をだまし取る二次被害が急増しています。
また、「売れる土地と交換しないか」と新たな原野を勧められ、高額な支払いをしてしまう被害が高齢者を中心に発生しています。
原野商法で購入した土地の評価はかなり低く、転売が難しいのが現状です。
また、土地がある市町村に寄付したいという人もいますが、自治体の同意が必要です。
勧誘の電話があっても安易に対応せずに、消費生活センターにご相談ください。
【問い合わせ】
消費生活センター…電話24-0077
保険年金課 電話61-3954