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更新日:2023年5月17日
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鎌倉国宝館 電話22-0753
常盤山文庫は、鎌倉山の開発に尽力した実業家、故・菅原通濟(つうさい)氏により、1943 (昭和18)年に創始されました。墨蹟(ぼくせき=禅僧などの書)や水墨画など書画のコレクションで、国宝2点、重要文化財23 点を含みます。
本年の展示では、重要文化財を中心に、日本と中国の禅僧によって書かれた墨蹟を特集します。また、禅宗とも関連の深い天神信仰をもとに描かれた天神像についても紹介します。
姉妹都市の長野県上田市で、りんごの木のオーナーを募集します。対象は市内在住・在勤の人。品種は「ふじ」、契約期間は木の選定からりんごの収穫までです。
信州うえだファーム塩田東山観光農園(上田市富士山2019)周辺
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姉妹都市については秘書広報課(内線2210)へ
源頼朝を祀(まつ)る鶴岡八幡宮末社白旗神社は、江戸時代までは上宮(じょうぐう)回廊の西側にあり、建久2(1191)年の創建以来たびたび火災に遭い、その都度再建されました。
室町時代の鎌倉公方(くぼう)による年頭の鶴岡八幡宮参拝では、上宮本社へ参る前に白旗神社を拝したといわれます。また、天文年間(1532~1555年)の北条氏綱による鶴岡八幡宮修理造営の際には上宮の仮殿とされたことから、鶴岡八幡宮境内でもとくに格式が高かったことがうかがえます。
江戸時代、白旗神社本殿は、文政4(1821)年に同宮上宮社殿とともに焼失しましたが、同11年に徳川幕府によって再興されました。
桁行(けたゆき)3間(5・18メートル)、梁行(はりゆき)2間(3・82メートル)で、正面に間口1間の長い軒を付けた切妻造(きりづまづくり)の形式です。現在の本殿は、屋根裏の墨書銘などからその再興時の建物であることが分かっています。
その後、明治20年に源実朝を祀る柳営社(りゅうえいしゃ)を合わせて下宮(げぐう)奥の池の東側(現鎌倉国宝館奥)に移築された際、正面の軒などが撤去されて前面中央の柱間が拡張され、本殿の前に拝殿が新設されました。
本殿の外面は当初、朱漆塗りを基調としていましたが、同30年ごろ、全体がほぼ黒漆塗りに改装されました。
拝殿は石積基壇(いしづみきだん)の上に立つ向唐破風造(むこうからはふづくり)の建物で、柱は近代的な鋳鉄製の角柱になっています。
このように見てくると、本殿は文政再建当時の形態がよく保存されていますが、明治時代の移築に伴う改修と拝殿の新設には、明治新政権の方針などが影響していると考えられ、江戸時代から明治時代にかけての鶴岡八幡宮境内の変遷を考える上で貴重です。
【文化財課】
鏑木清方記念美術館 電話23-6405
名文家としても知られた日本画家・鏑木(かぶらき)清方(きよかた)は、晩年、随筆『こしかたの記』『續(ぞく)こしかたの記』を刊行し、半生を振り返りました。今年、刊行50年を迎えた『續こしかたの記』には、大正から戦後、鎌倉に移り住んだ晩年までの日々が綴られています。この文章とともに、同時期の作品を紹介します。
6月11日(日曜日)「日本画材を使って、絵を描こう!」
各12人程度。要予約。800 円(箔使用の場合は1000円)
川喜多映画記念館 電話23-2500
1,000 円(小・中学生500 円)入館料含む
「鎌倉映画地図」 7月2日(日曜日)まで