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更新日:2024年11月5日
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11月25日(日曜日)10時00分~14時00分
雨天決行
9時10分から「優良農業者・漁業者並びに農産物品評会受賞者表彰式」と餅の配布を行います(雨天時は屋内で開催のため一般の観覧と餅の配布はありません)。
その他、お米すくい(10時00分・12時00分)、ミカンの袋づめ(11時00分・13時00分)、農産物品評会出品野菜の即売(11時30分)、アンパンマン交通安全キャラバン(12時30分。雨天時は握手会のみ)など。
【問い合わせ】
農水課(内線2481)
JAさがみ鎌倉地区運営委員会事務局 電話44-3851
12月22日(土曜日)15時00分・18時00分 2回公演
【申込】鎌倉演劇連盟・志貴 電話090ー3508-8292
川喜多映画記念館 電話23-2500
特別展「ミステリー映画大全集~横溝正史vs.松本清張」
1,000円(入館料込み。小・中学生500円)
【伝説の子役が見た『砂の器』の現場】
【中高生から見た日本のミステリー映画の魅力(2)】
500円(入館料込み。小・中学生250円)
500円(入館料込み。小・中学生250円)
同館チケットセンター 電話0120ー1192ー40(10時00分~19時00分)
12月23日(日曜日)15時00分開演 鎌倉芸術館 大ホール
開館当初から続く年末の恒例「第九」公演。公募による300人の合唱団が歓喜の歌声を響かせます。
【申込】同館チケットセンター 電話 0120ー1192ー40(10時00分~19時00分)
JR鎌倉駅西口から北へ800メートルほど、浄光明寺境内西側の住宅地の中に、鎌倉幕府の御家人・相馬師常(そうまもろつね)(1139~1205)の墓と伝わるやぐらが残されています。やぐらとは、鎌倉とその周辺に多く見られる崖を掘り込んだ中世の墳墓(ふんぼ)です。このやぐらの主体部である玄室(げんしつ)の奥には、切石でふさがれた龕(がん)と呼ばれる掘り込みがありますが、内部の状況は知られていません。その前には室町時代前期につくられた宝篋印塔(ほうきょういんとう)が建てられ、奥壁に向かって左手にある小さい龕の中にも五輪塔があります。全体的に保存状態が良い貴重なやぐらです。
師常は鎌倉幕府の重鎮・千葉常胤(つねたね)の次男で、相馬氏の祖です。師常は治承4(1180)年の石橋山の合戦で敗れて房総に渡った源頼朝に父とともに従っただけでなく、文治5(1189)年の奥州合戦にも従軍して戦功を重ねた、幕府草創期の有力御家人の一人でした。仏教をあつく信仰したことでも知られ、『吾妻鏡(あづまかがみ)』元久二(1205)年十一月十五日条には、信心深かった師常が念仏を唱えながら亡くなったと記されています。
江戸時代の地誌『新編鎌倉志』では、師常の墳墓の場所は、元々このやぐらから西へ500メートルほどの巽(たつみ)神社(巽荒神〈こうじん〉)の辺りにあり、それを後年現在地に移したとされています。このため、江戸時代の前期には、このやぐらが師常の墓として伝承されていたことがわかります。
市では、平成8(1996)年に相馬師常墓やぐらを市の史跡に指定し、19(2007)年に浄光明寺境内の国史跡指定に伴い、国指定史跡の一部となりました。やぐらは今も地元の人々に敬われ、信心にあつく武勇の誉れ高かった師常の人柄をしのばせるかのように、初秋になると赤い萩の花が墓前を彩ります。
【文化財課】