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更新日:2022年12月5日

広報かまくら平成30年度12月15日号7面

鎌倉芸術館

鎌倉芸術館同館チケットセンター 電話0120-1192-40(10時00分~19時00分)

魅惑の鎌倉、講座シリーズ「鎌倉と能」能面から見る世界

1月19日(土曜日)14時00分開演

鎌倉の歴史と技を見聞する講座。能楽の歴史や精神性を能面から見つめます。能面展示や製作工程の解説もあります。

講師:仲内季彦、根岸幸男(玄妙乃会)

全席自由

前売り:1,000円(当日1,200円)

  • 学生(24歳以下)は半額。当日、身分証の提示を
  • 未就学児の入場はご遠慮を

鎌倉芸術館ゾリステン新春コンサート

1月27日(日曜日)15時00分開演

出演:徳永二男、漆原啓子、川崎和憲、古川展生、向山佳絵子、吉田秀ほか

全席指定

S席:4,000円、A席:3,000円、B席:2,000円、学生席:500円

  • 学生席は24歳以下対象。当日、身分証の提示を
  • 未就学児の入場はご遠慮を

川喜多映画記念館

川喜多映画記念館 電話23-2500

  • 開館…9時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
  • 入館料…一般200円、小・中学生100円
  • 映画鑑賞料…一般1,000円、小・中学生500円(入館料含む)
  • 休館日…月曜日(12月24日は開館)、12月18日~20日(展示替え)、12月25日、12月29日~1月3日

(注)チケット販売(12月15日から発売開始)…同館・島森書店・たらば書房・上州屋で。完売の場合、当日券はありません

企画展示

「歴史を旅する映画」

12月21日(金曜日)~3月10日(日曜日)

企画関連上映

  • ラストエンペラー…1月8日(火曜日)・13日(日曜日) 10時30分、14時00分
  • ルートヴィヒ…1月9日(水曜日)・10日(木曜日)・11日(金曜日)・12日(土曜日)12時30分
  • タイタニック…1月22日(火曜日)・27日(日曜日)10時00分、14時00分
  • アラビアのロレンス…1月23日(水曜日)・24日(木曜日)・25日(金曜日)・26日(土曜日)12時30分

鎌倉歴史文化交流館

鎌倉歴史文化交流館 電話73-8501

鎌倉歴史文化交流館 出張講座

「鎌倉将軍の御台所(みだいどころ)―本覚尼・竹御所・近衛宰子(ほんがくに・たけのごしょ・このえさいし)

1月20日(日曜日)14時00分~15時30分 大船学習センター

将軍の御台所といえば、北条政子が有名ですが、他にも魅力的な御台所たちが幕府を支えていました。今回は、3代将軍源実朝ほか歴代将軍の御台所を取り上げ、彼女たちの歩んだ激動の人生やその役割についてお話しします。

定員…54人。抽選

申し込み…はがき・Eメールかファクスで、催し名・住所・氏名・電話番号を1月4日(必着)までに同館(〒248-0011扇ガ谷1-5-1、Eメール:rekibun@city.kamakura.kanagawa.jp、FAX73-8545、電話73-8501)へ

鎌倉文学館

鎌倉文学館 電話23-3911

  • とき…12月15日(土曜日)~4月14日(日曜日) 午前9時~午後4時30分(3月以降は午後5時。入館は閉館30分前まで)
  • 入館料…300円、小・中学生100円(団体割引あり)
  • 休館日…月曜日(祝日は開館)、12月29日~1月3日

収蔵品展「作家と歩く鎌倉 北鎌倉・大船方面」

鎌倉を訪れ、暮らし、この地を愛した文学者たちは、作品にそれぞれの鎌倉を書き表しました。夏目漱石をはじめ、島崎藤村、高見順、清水基吉らの目を通してたどる「鎌倉」を、同館収蔵の資料で紹介します。

また、新しく収蔵された資料、夏目漱石の『明暗』の草稿を初展示します。

文学館でクリスマス

とき…12月15日(土曜日)~25日(火曜日)

高浜虚子、太宰治、三島由紀夫らのクリスマスにまつわる作品を紹介します。

(1)資料調査講座

テーマは「中原中也・詩の風炉先屏風」。定員10人。抽選。

  • とき…1月24日(木曜日) 午後2時~3時
  • 締め切り…1月15日(必着)

(2)資料解説講座

テーマは「作家とスイーツ」。定員20人。抽選。

  • とき…2月9日(土曜日) 午後2時~3時
  • 締め切り…1月23日(必着)

【申し込み】はがき・Eメールかファクスで、住所・氏名・電話番号・参加人数(1.は1名、2.は2名まで。2名の場合は同行者の氏名も)を記入の上、同館「各イベント」係(〒248-0016長谷1の5の3、Eメール:event2018@kamakura-arts.or.jp、FAX23-5952)へ。

鎌倉の名宝 104

木造源実朝坐像(もくぞうみなもとのさねともざぞう)

平成31年は、源実朝(1192~1219)の没後800年にあたります。

『吾妻鏡』建保七(1219)年正月二十七日条によれば、その日、鶴岡八幡宮への参拝を終えて退出するところ、石段の陰に隠れていた甥(おい)の公暁が飛び出して、実朝を暗殺したといいます。わずか27年の生涯でした。

武家の名門に生まれながら京都の文化に傾倒した実朝は、短くも劇的な生涯を生きました。その最期はあまりに有名であることから、今日までさまざまな文学作品や美術作品のなかで「悲劇の将軍」として描かれています。

本像は、源実朝の肖像として最もよく知られた作品で、山梨県甲府市の善光寺に伝わります。この善光寺は、長野県の善光寺にたいして「甲斐善光寺」とも称されます。永禄元(1558)年、長野の善光寺に戦火が及ぶことを憂えた武田信玄が、本尊をはじめとした寺宝を移して甲斐善光寺を開きました。このとき、本尊善光寺如来などとともに本像も移され、甲斐善光寺内の鎌倉三代将軍御影堂(みえいどう)に安置されたと伝わります。

頭に冠をいただき、糊(のり)のきいた強装束(こわしょうぞく)を着けて座る姿は、鎌倉地方に残る他の武人肖像彫刻と共通しています。こうした作品の容貌には、モデルとなった人物の特徴が表れます。本像の場合は、張りのあるきれいな卵型の輪郭で、やや面長です。伏し目がちにはにかむような表情には気品が感じられ、和歌や蹴鞠を愛した若き将軍に似つかわしいものといえます。同じく源実朝を描いた京都国立博物館蔵「公家列影図(くげれつえいず)」の風貌とも特徴が一致することから、本像は源実朝自身の姿として認められています。

なお、甲斐善光寺には同時に長野から移された源頼朝坐像も伝わります。頼朝像の内部背面材の墨書銘には、寺が二度火災を受けたため、文保3(1319)年に像の修復が完了したと読み取れる部分があります。これにより、頼朝像は文保3年以前の制作ということが判明するため、作風の近似する実朝像も同じ頃に造立されたものと考えられています。

本像は、1月4日から2月3日まで鎌倉国宝館で開催される特別展「源実朝没後八〇〇年記念 源実朝とその時代」で公開予定です。

(甲府市指定文化財 木造 像高75・5センチ 山梨県・善光寺蔵)

【鎌倉国宝館】

国宝館スペシャル 源実朝没後800年記念 源実朝とその時代

1月27日(日曜日)10時00分~11時30分 中央図書館

1月4日から鎌倉国宝館で開催する特別展「源実朝没後800年記念 源実朝とその時代」の見どころを、学芸員が出張して解説します。先着45人。

申し込み…電話かEメールで、講座名・住所・氏名・電話番号を中央図書館(電話25-2611、Eメール:kama-lib@kanagawa.email.ne.jp)へ

お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

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