ホーム > 市政情報 > 広報 > 広報かまくら > 広報かまくらバックナンバー > 広報かまくらバックナンバー・平成30年度 > 広報かまくら平成30年度3月15日号(No.1333) > 広報かまくら平成30年度3月15日号8面
ページ番号:26007
更新日:2025年3月3日
ここから本文です。
文化財課 電話61-3857
市指定文化財とは?
市内の文化財のうち、歴史的・芸術的に価値が特に高いものを市が指定(現在325件)
円覚寺所蔵の絹本著色「五百羅漢図」は、一幅に十人の羅漢(仏教の修行の最高段階に達した人)を描き、五十幅で計五百人の羅漢を描いた大作です。
全五十幅のうち、当初に作られたとみられる元時代の三十三幅は国指定重要文化財に、室町時代の十六幅は県指定重要文化財にすでに指定されており、江戸時代に作られた残りの一幅が本図です。
本図は墨書銘(ぼくしょめい)や落款(らっかん)から、円覚寺の住職の求めにより、天明三(1783)年に狩野養川惟信(かのうようせんこれのぶ)が描いたことが分かり、依頼した人物、画家、描いた年が分かる点で重要な作例です。
本作は、猫の足のような三脚を持つ、卓(しょく)と呼ばれる小型の机で、仏前や儀式のための調度品として作られたと考えられます。全体は黒い漆(うるし)で、文様の部分は朱の漆で塗られ、円形の天板の側面には、屈輪(ぐり)と呼ばれる、蕨(わらび)を思わせるカールした文様を巡らせています。
鎌倉彫は、中国伝来品の技法を模倣するなどして生まれたとされますが、本作の脚の部分などには仏像の衣や襞(ひだ)に似た彫りが施されるなど、仏像を造る際の技術も見ることができる貴重な作品です。
本史料は、日蓮宗の妙厳山(みょうごんさん)本覚寺に伝来する、中世の文書および仏教の経典である聖教です。本史料には、伊勢宗瑞(いせそうずい)(北条早雲)・氏綱・氏康・氏政の小田原北条氏歴代当主から特権を保証された文書が含まれます。いずれも、室町時代以降、鎌倉において町衆の信仰を集めて急速に発展してきた寺院が、小田原北条氏の強力な保護も得ていたことを示す貴重な史料です。保存状態もきわめて良く、表装による改変を受けず原型をとどめている点でも注目されます。
そのほか、本覚寺を開いた日出(にっしゅつ)が書写した日蓮の著作『開目抄(かいもくしょう)』の写本や、上総から運ばれてきたという梵鐘(ぼんしょう)に関わる伝承を古い段階で文章化した『本覚寺梵鐘由来記』なども、本覚寺の歴史や室町時代以降の鎌倉の研究に欠くことのできない重要な史料といえます。
本資料は、鶴岡八幡宮境内から東へ約630mに位置する周知の埋蔵文化財包蔵地「大倉幕府周辺遺跡群」の発掘調査(平成23~24年)で、井戸の底から半分に折れた状態で発見されました。状態は非常に良く、25年度に保存のための処理を行いました。
籠手(こて)とは、甲冑(かっちゅう)に付属する、腕にあてる部分のことで、伝世品は多くありますが、出土事例は全国的にも希少です。
本資料は、室町時代でも中期以前、15世紀前半頃に製作されたものと推定され、甲冑の歴史に新たな知見をもたらすものであるとともに、武家の政権都市であった鎌倉の社会や文化を物語る遺物といえます。
チケットセンター 電話0120-1192-40(10時00分~19時00分)
4月20日(土曜日)小ホール(2公演)
出演
日下紗矢子(バイオリン)、赤坂智子(ビオラ)、中木健二(チェロ)、吉井瑞穂(オーボエ)、佐藤友紀(トランペット)、福川伸陽(ホルン)、青木昂(トロンボーン)
(お話:有田栄)
全席自由 こども500円 おとな2,000円
(注)こども料金… 4歳~小学生
(注)0歳児から入場可、3歳以下膝上無料
(注)12時30分よりプレ・コンサートあり(音楽物語「おおきなかぶ」)
全席自由 一般3,500円 学生2,000円
(注)学生料金…小学生~24歳
(注)未就学児の入場はご遠慮を
4月21日(日曜日)小ホール 14時00分
全席指定 一般2,100円 学生1,500円
(注)学生料金…年齢に関わらず学生証をお持ちの人が対象。当日、学生証要提示
(注)未就学児の入場はご遠慮を
2008年8月上演/歌舞伎座(52分)
中村勘三郎、坂東彌十郎、片岡亀蔵、尾上松也、片岡市蔵、坂東三津五郎
監督:山田洋次 2007年10月上演/新橋演舞場(55分)
中村勘三郎、中村勘九郎、中村七之助、片岡亀蔵、坂東彌十郎
厚生労働省の統計によると、日本の新生児の49人に1人が、日本人と外国人の間に生まれています。ハーフであることはどういうことなのか。日本人であるという意味は―。
本作品では、異なる背景を持つ5人の「ハーフ」たちの人生を通して、日本社会での人種、多様性、多文化、国籍やアイデンティティーを取り上げます。
ハーフたちの本音に迫ったドキュメンタリー映画を通じて、多様化する日本社会について考えてみませんか。先着50人。英語字幕あり。
【申し込み】電話かEメールで氏名・電話番号を文化人権課(電話61-3870、Eメール:jinken-danjo@city.kamakura.kanagawa.jp)へ