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更新日:2023年3月3日

広報かまくら平成30年度3月15日号特別版4面

人に寄り添うテクノロジーで、住みやすい未来へ

政策創造課…内線2792
行政経営課…内線2220

(くわしくはPDF版をご覧いただくか、お問い合わせください)

さまざまな社会課題の解決に向け、民間企業との連携を進めています。

市は数年前から、民間企業の社員を研修生として一定期間受け入れ、市の職員として一緒に仕事をしています。これは民間企業の持つノウハウや考え方をうまく取り入れ、市民サービスの向上につなげることを目指して行っているものです。

一方で、民間企業側も会社内部で考えるだけでは、本当に社会に必要とされるサービスや製品を作れないと考えています。社会や地域の課題を知る行政と、世の中のトレンドや最新のテクノロジーを知る民間企業がタッグを組むことで、市民一人一人の生活に寄り添った新しいサービスを生み出していきます。

LINEと

多様な生活スタイルに寄り添えるように、全国で7,600万人以上が利用するコミュニケーションアプリLINEを活用した情報発信サービスを検討しています。

ごみの収集情報の配信など、必要な人に必要な情報を手軽に届ける仕組みを目指します。

MONET(モネ)と

複雑な地形の本市では、公共交通が整備されにくい地区にも住宅が多くあり、移動手段の確保が課題となっています。そこで新たな移動手段を創り出すため、ソフトバンクとトヨタ自動車の共同出資で設立されたMONET Technologiesと連携して、将来の自動運転社会の実現を見据え、新しい移動サービスの検討を行っていきます。

NECと

「プログラミングって難しそう」「うちの子はできるのかしら」こんな声に応え、NEC、大学生ボランティアなどと協力して「親子プログラミング教室」を開催しました。

テクノロジーを身近に感じ、企業、市民、行政などが一緒になって今の時代に求められている新しい価値を生み出せるように、取り組みを進めています。

ボイスタートと

声掛けすることで、簡単に情報を入手できる音声サービスの実証実験を行いました。

これは、米グーグル社のAI(スマート)スピーカーに、ボイスタートが開発した高齢者向けの機能(アプリ)を加えたサービスです。

実際に音声サービスを体験した参加者2人の感想をご紹介します。

 

慣れてみると便利です。返事があって、和みますよ
…古角 利喜さん(手に持っているのが、AIスピーカーです)

「慣れてみると、とても便利です。情報を文字ではなくて、声を掛けて、耳で聞いて得られるのが気軽でいいですね。年を取ると目も悪くなりますから(笑)。それに、声を掛けて返事があるのがうれしいです。行ってきますと言えば『行ってらっしゃい、気をつけて』、ただいまと言えば『お帰りなさい』と返事があって、和みますよ。防災情報や地域情報なども答えてくれます。地域のイベント情報などは、高齢者が外に出るいいきっかけになるのではないでしょうか」

必要なときにすぐに情報が得られて便利です
…青木 昭美さん

「使ってみてメリットだと感じたのは、その場ですぐにニーズに応えてくれる、ということです。あと、親近感の持てる仕組みになっています。AIスピーカーから『おはよう、昭美さん、ニュースをお伝えします』と名前を言われて『おっ』とうれしく思いました。声を掛けると、この地区の天気とその時の気温を教えてくれるので、出掛ける時の服装の参考にしています。今日は一枚多く羽織ろうかしら、とか。情報を自分のものとして生かせる印象です」

FabCity(ファブシティ)宣言

市は昨年7月にフランスのパリでFabCity宣言をし、FabLab(ファブラボ)活動の世界的なネットワークに参加することを表明しました。多くの人が気軽にテクノロジーに触れ、身近な課題を解決するために必要なスキルを体得することで、だれもがテクノロジーを活用できる社会の実現を目指しています。

(注)FabLab…3Dプリンタやレーザーカッターなどの最新のテクノロジー(デジタル工作機械)を使った地域に根ざした実験工房

テレワークの普及—大事な時間を家族のために、自分のために—

情報通信技術を活用して、場所や時間に捉われない働き方『テレワーク』を普及させる、「鎌倉テレワーク・ライフスタイル研究会」を発足させました。「テレワーク」により、通勤に費やす時間を家族と過ごす時間や趣味に充てられるなど、ワーク・ライフ・バランスの実現や生産性の向上などが期待されます。

鎌倉の優れた環境に「住」と「職」を置き、地域に関わりながら豊かに生活する、新たなライフスタイルの創造を目指しています。

Society(ソサエティ)5.0で実現する社会

少子高齢化が進み、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、自動走行車などに代表される最新のテクノロジーをフルに活用して、一人一人が快適に暮らせる社会への取り組みが始まっています。

国では、この未来社会のコンセプトを「Society5.0」と名付けており、市でも、人に寄り添うテクノロジーを取り入れながら、住みやすく持続可能なまちを創っていきます。

「鎌倉市くらしの手続きガイド」

引っ越しや結婚・出産などの手続きについて、簡単な質問に答えるだけで、その人に必要な手続き・書類がわかるサービスです。昨年11月から市ホームページ・スマートフォン上で開始しました(自治体初)。

https://ttzk.graffer.jp/city-kamakura

お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

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