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更新日:2018年3月1日
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鎌倉市の貴重な遺産である指定文化財は、国宝として建造物、絵画、彫刻、工芸、書跡といった有形文化財が15指定されています。これらに加えて、無形文化財、民俗文化財(資料)、史跡、名勝、天然記念物について、国指定で186、県指定で67、市指定で237指定されており、歴史の深さを反映した多数の文化財を有しています(平成8年10月18日現在)。
また、史跡として指定された以外にも埋蔵文化財包蔵地が市内各所に多数あり、貴重な文化財を抱えています。
現在まで継承されてきたこれらの鎌倉固有の歴史的遺産や文化財は、鎌倉独自の観光・文化環境の基本となるものであり、これからも保全していくことは当然のことといえます。
また、寺社などの歴史的遺産と一体となって鎌倉らしさを成り立たせている自然環境を保全していくことも必要なことです。
表 国内主要観光都市の入込客数の比較
|
A |
(km2) B |
(人) C |
(千人) A/B |
(人) A/C |
(A/365+C) /B |
|
5,087 |
242.99 |
160,711 |
21 |
32 |
719 |
|
4,815 |
346.74 |
303,112 |
14 |
16 |
912 |
|
7,068 |
321.00 |
19,834 |
22 |
356 |
122 |
|
5,788 |
467.80 |
430,926 |
12 |
13 |
955 |
|
2,080 |
139.60 |
64,489 |
15 |
32 |
503 |
|
25,604 |
435.30 |
3,250,548 |
59 |
8 |
7,629 |
|
19,659 |
39.60 |
174,782 |
496 |
112 |
5,774 |
|
13,982 |
211.60 |
352,889 |
66 |
40 |
1,849 |
|
38,288 |
610.20 |
1,394,964 |
63 |
27 |
2,458 |
|
27,500 |
543.79 |
1,468,208 |
51 |
19 |
2,839 |
|
1,572 |
137.93 |
49,497 |
11 |
32 |
390 |
|
5,595 |
240.80 |
439,129 |
23 |
13 |
1,887 |
注2)面積は90年10月1日現在(国土地理院「全国都道府県市町村別面積調」より)
注3)人口は93年3月31日現在(自治省「住民基本台帳」より)
鎌倉市には年間約2,000万人の観光客が訪れています。面積当たりの入込客数は約500千人/km2、人口当たりの入込客数は約110人/人と、国内の他の観光都市と比べて、面積、人口あたりに占める入込客数が圧倒的に多いことが特徴です。
このため、市内では交通渋滞や歩行空間の不足、観光ごみの発生など様々な問題が起きています。今後は観光環境の改善とあわせて、市民生活への影響を低減していく必要があります。
また、史跡見学や山、海とのふれあい等、あらゆる世代の多様な目的に応じていることから、観光客のうち、2回目以上の来訪者は約8割を占めています。一方、首都圏からの入込客が約8割を占め、宿泊客数の入込客数に占める割合は約1%と、国内の他の観光都市と比べてきわめて低くなっています。
観光は鎌倉市の経済にとっても重要な要素であるため、多様な観光形態をさらに活かし、地域経済の活性化につながるまちづくりを進めることが必要です。
表 国内主要観光都市の宿泊客率
|
A |
B |
A/B |
|
422,164 |
4,166,213 |
10.1% |
|
3,698,187 |
5,066,154 |
73.0% |
|
1,543,800 |
7,882,000 |
19.5% |
|
2,210,000 |
6,050,000 |
36.5% |
|
1,033,000 |
2,464,000 |
41.9% |
|
2,739,000 |
25,721,000 |
10.7% |
|
288,000 |
22,753,000 |
1.3% |
|
1,921,000 |
13,982,000 |
13.7% |
|
9,570,000 |
38,690,000 |
24.7% |
|
7,930,000 |
24,030,000 |
33.0% |
|
755,242 |
1,781,610 |
42.4% |
|
2,061,159 |
5,701,337 |
36.2% |
注2)宿泊客数、入込客数はどちらも延べ人数
注3)(社)日本観光協会「全国観光動向-平成4年(度)-」(94年6月)より作成
出典:鎌倉市観光基本計画
市内に子ども会館(11箇所)、子どもの家(11箇所)、青少年会館(1箇所)、児童遊園(18箇所)、青少年広場(11箇所)、子どもの遊び場(8箇所)、子どもの広場(4箇所)、を設けています(平成8年4月1日現在)。
市立図書館のほか、鎌倉文学館、鎌倉国宝館、鎌倉芸術館、県立近代美術館等の鎌倉らしさを反映した施設を設けています。
鎌倉体育館、大船体育館、鎌倉武道館のほか、海浜公園水泳プール、笛田公園等を供用しています。
公立小中学校の校庭や体育館、水泳プールを開放しているほか、資生堂鎌倉工場水泳プールが開放されています。
中央公民館、腰越公民館、深沢公民館、大船公民館、玉縄公民館を設置しています。
余暇の過ごし方が年々多様化、活発化し、ライフスタイルが変化している状況を踏まえて、あらゆる世代の人々が快適に鎌倉での余暇を楽しめるような整備を行うことが求められています。
特に、スポーツについては学校教育、競技スポーツ、健康・体力づくりなど多様化し、大きく変化しています。今後、各種のスポーツ施設の整備を進めていく必要があります。
また、文化レクリエーションを通じてより豊かな地域をつくりあげていくことも必要です。
所属課室:まちづくり計画部都市計画課都市計画担当
鎌倉市御成町18-10 本庁舎3階
電話番号:0467-61-3408(直通)
ファクス番号:0467-23-6939