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更新日:2023年2月21日

共生のまちづくり連続講座(令和元年度第1回)

「地域から、共生社会をつくる」と題し、各地で先進的な活動をされている方たちの話を複数回にわたりシリーズで聞くことで、心のバリアをなくし、見方を変えるきっかけや、誰も排除されない「ごちゃまぜ」の環境や場所をつくっていきたいと考えています。

連続講座「地域から、共生社会をつくる」

第1回「コミュニティナースが街を元気に!」

講師:矢田明子さん

Community Nurse Company株式会社 代表取締役、雲南市立病院企画係保健師

講演内容

地域に飛び込み、市民の健康や安全・安心に貢献する地域密着型の新しいナースのあり方を模索する「コミュニティナースプロジェクト」を紹介します。

コミュニティナースとは、地域の中で住民とパートナーシップを形成しながら、その専門性や知識を活かして活動する医療人材のことです。人が集まる場づくりや、そのためのきっかけづくりを通じ、地域で日常的に住民と接しながら、健康意識を高めるアプローチ、病の早期発見、医療・福祉・行政機関への橋渡しなどを行います。

鎌倉でも、在宅医療のネットワークが少しずつ広がってきました。地域での支えあいを必要とする人が増えるなか、心身の健康や安全・安心な暮らしを軸とした人と人とのつながりについて、一緒に考えていけたらと思います。

 

Ms.Yata

 

日時等

≪開催日時≫令和元年(2019年)6月27日

≪開催場所≫鎌倉市福祉センター第1・2会議室(鎌倉市御成町20-21)

≪定員≫80名程度

≪参加費≫無料

≪対象者≫鎌倉市内に在住・在勤・在学の方

開催レポート

健康から広がっていく地域の輪

今回の講座では、若い女性や医療関係者の参加者も多く、活気のある講座となりました。

地域に入り込んで活動するコミュニティナースの活動はさまざま。各地域の活動紹介の中で、住民の90%が週に1度以上利用するというガソリンスタンドに目をつけ、そこで働くことで気軽に立ち寄って相談しやすい環境をつくったり、移動販売に同乗し、買い物客に話しかけて信頼を築くなど、「病院に行くのはおっくう」で病院には足が向かない住民とコミュニケーションを取り、地域に溶け込み、健康の輪が広がっていく。それが予防につながり、健康なまちづくりになっていく。そんな工夫やアイディアでまちが元気になることを学べました。

この講座を経て、『「共生社会をつくる」皆が集える、皆が支え合える、そんな社会をどうしたらできるのか考えさせられました。』、『看護師は病院だけだと思っていました。でも話を聞いて、町づくりにも貢献できるんだと知りました。』などの感想が寄せられました。

できることは人それぞれです。小さな気づきや思いやりの気持ちを持ち帰って小さな行動のきっかけになっていただけたと思います。

お問い合わせ

所属課室:共生共創部地域共生課くらしと福祉の相談担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎1階

電話番号:0467-23-3000

内線:2496

メール:kyosei@city.kamakura.kanagawa.jp

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