セアカゴケグモに注意してください
令和7年8月16日、鎌倉市内で初めて特定外来生物「セアカゴケグモ」の生息が確認されましたので、ご注意ください。
確認状況
発見日・場所
令和7年8月16日、鎌倉市十二所付近で発見されました。
関東地方環境事務所野生生物課に確認したところ、同年8月22日にセアカゴケグモであることが判明しました。
発見内容
セアカゴケグモ成体5頭、卵のう3個
対応
- 成体は発見後、直ちに殺虫剤で駆除しました。卵のうも焼却処分しました。
- セアカゴケグモに咬まれたことによる健康被害の申出はありません。
特徴
- 体長は0.7~1センチメートルです。全体が光沢のある黒色で、腹部背面に目立った赤色の帯状の模様があります。また、腹部腹面にも赤色の斑紋があります。なお、毒を持つのはメスのみです。
- 攻撃的ではありませんが、素手で触ると咬まれることがあります。
- 卵のうは直径約1~1.5センチメートルで乳白色です。


生息場所
- 日当たりの良い暖かい場所で、地面や人工物のあらゆる窪みや穴、裏側、隙間に営巣します。
- 屋外に置かれていた傘、衣服、おもちゃ等に付着して、屋内に持ち込まれる可能性があります。
咬まれたら
- はじめはチクッと針で刺したような痛みを感じます。
- 通常は、咬まれた部分のまわりが腫れて赤くなるという局所症状でおさまります。
- 悪化する場合には、多量の汗をかいたり、さむけ、吐き気、呼吸困難などがあらわれることもあります。
- 咬まれた場合には水で洗うなど清潔にし、できるだけ早く医療機関の診察を受けてください。
- 日本では死亡事例はありません。
発見したら
- 素手で捕まえたり触ったりしないようにしてください。外で作業するときは、手袋をしましょう。
- クモの生息しそうな場所は、こまめに清掃したり整理整頓したりして、セアカゴケグモの住みにくい環境づくりをしましょう。
駆除するには
- 家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を噴霧する等、熱湯をかける、靴で踏みつぶす等が有効です。
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