市長定例記者会見（令和5年度10月）

本日は、お忙しいところお集まりいただきまして、ありがとうございます。

1件目の「求償金請求反訴事件」の判決についてです。

既に報道でもされていますが、本市から上畠寛弘元鎌倉市議会議員に対しまして、令和5年1月12日付けで横浜地方裁判所に請求訴訟を提起した「求償金請求反訴事件」について、9月29日に判決の言い渡しがあり、10月4日付けでこの判決書の送達を受けたため、判決内容についてあらためてお知らせをします。

この裁判は、上畠元市議による差別的な発言に対する損害賠償金などとして市が支払った13万6,641円及びこれに対する反訴状（はんそじょう）送達（そうたつ）の日の翌日から支払済みまで年3分の割合による金員（きんいん）の支払い、並びに訴訟費用の負担について上畠元市議に求めたものです。

判決内容は、被告である上畠元市議は、原告である鎌倉市に対し、13万6,641円及びこれに対する令和5年1月20日から支払済みまで年3分の割合による金員を支払えということ、訴訟費用は被告の負担とすることというものであり、市の主張が全面的に認められた内容となっています。

今後につきましては、本判決に対し、控訴期限である、判決書正本が送達された日の翌日から起算して2週間以内に控訴が行われず、判決が確定した場合には、市から上畠元市議会議員へ求償金の請求事務を行う予定としております。

次に2件目の「かまくらプラごみゼロウィークの開催」についてです。

昨年度に引き続き、事業者の皆さまの御賛同・御協力をいただきまして、24日から11月3日まで「かまくらプラごみゼロウィーク」を開催することとなります。

期間中には、神奈川県との共催による啓発イベント「さかなクンのギョギョッとびっくり！プラごみゼロ教室」や10月29日（日曜日）の市内の海岸におけるクリーンアップキャンペーンのほか、8市連携による啓発パネル等展示、市内を中心とした各事業者の皆様による使い捨てプラスチック削減の取組を行います。

続きまして、3件目の「循環創造学シンポジウムのオンライン配信」についてです。

鎌倉市では、慶應義塾大学が主体となった「共創の場形成支援プログラム」に幹事自治体として参画し、新しい循環の仕組み等を研究しています。

この取組の一環として、10月14日の土曜日に、研究内容を市民の皆様へ知っていただくための循環創造学シンポジウムを開催します。

会場での参加については、今年9月号の広報かまくらにて市民の皆様からの御応募を募り、ありがたいことに満席となりましたが、当日オンラインで生配信を行い、アーカイブ配信も行いますので、是非、御覧いただき、これを契機として、市民の皆様が資源を繰り返し循環させる「循環者」として、モノとどのように付き合っていくか考えていく機会になればと思います。

また、このプロジェクトに関連した「循環創造学セミナー」もオンラインで配信していますので、合わせて御覧ください。

次に、4件目の「第32回鎌倉市緑化まつりの開催」についてです。

10月29日の日曜日、鎌倉中央公園におきまして、「第32回鎌倉市緑化まつり」を開催いたします。

緑を含む環境意識の高揚と緑化の普及を図るイベントで、スタンプラリー、生花などの販売、竹細工や輪投げなどの昔遊び、丸太切り体験などを予定しています。

なお、当日は公益財団法人鎌倉市公園協会主催の鎌倉中央公園フェスティバルとの同時開催となります。

最後に、5件目の「鎌倉市姉妹都市物産展の開催」についてです。

10月6日（金曜日）と7日（土曜日）の2日間、鎌倉生涯学習センターきらら鎌倉におきまして、「令和5年度鎌倉市姉妹都市物産展」を、開催いたします。

本市の姉妹都市である、山口県萩市、長野県上田市及び栃木県足利市の特産品や名産品を一堂に集めた、年に一度の物産展となります。

コロナ禍前には4,000人もの方に来場いただいた物産展でありまして。市民の皆様にはこのイベントを機会に、各姉妹都市と特産品や名産品を通じて交流を深めていただければと思っています。