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更新日:2025年10月30日
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記者発表資料発表日:2025年10月30日
みなさま、おはようございます。本日は、お忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。
先日行われました鎌倉市長選挙において、引き続き、市民の皆さまからのご支持を賜りまして、当選させていただくことができました。
新たな4年間、世界に誇れる持続可能なまちを目指して、掲げた政策を実現できるよう着実に取り組んでまいります。
現任期に関しましては、教育に関する由比ガ浜中学校やフリースクールの補助の取組をはじめ、子育て支援として、高校生までを対象とした所得制限のない医療費の無償化や、障害児の福祉サービス費用の無償化の取組などについて、多くのみなさま、市民のみなさまから高い評価の声をいただきました。
そして、引き続きの課題として多くの声をいただくのは、深沢新庁舎についてです。不便になるから困るというお話や、移転するなんてとんでもない、というお声もありましたし、一方で、もっと早く進めてほしいというこういうご意見もあります。
これから、鎌倉の現在地と深沢の新庁舎との両輪体制による、災害に強い、安全安心なまちづくりを進めていくとともに、その進捗や計画の内容などについては広くお知らせして、不安に感じていらっしゃる方々については、少しでも解消していただけるよう努めてまいりたいと考えております。
また、鎌倉文学館についてご説明させていただきます。鎌倉文学館は築90年近くなりまして、建築設備の老朽化、バリアフリーへの対応の必要性、災害時の安全性など課題が積み重なって、大規模改修をしてまいりますが、昭和46年に敷地内に建てられた住宅「旧前田邸」については、レッドゾーンに位置して安全性の確保が難しいこと、さらに、構造上の制約から、バリアフリー化が困難なことなど総合的に判断して、解体するということになりました。
この件につきましては、旧前田家住宅の現状保存を求める声をいただきまして、また、市民の方々から様々なご意見を伺う中で、旧前田家住宅を市が寄付受納してから、これまでの間の情報発信が不足していたということは否めず、その点については真摯に受け止め、反省しなければならないと感じております。
今回の計画につきましては、旧前田家住宅の建物部材を鎌倉文学館の改修に活用することや、新たに建てる管理棟には旧前田家住宅の意匠を継承すること、また、寄贈者である前田様のご了解は得ていること。
そして旧前田家住宅の記憶を引き継いで、生まれ変わる鎌倉文学館の魅力を最大限引き出していきたいという風に考えています。
今後、進捗状況などを適宜発信し、今まで以上に愛される鎌倉文学館となるよう取り組んでまいりたいと考えております。
続きまして、由比ガ浜西自治会住民協定関連文書における個人情報の流出についても触れさせていただきます。市民の皆様に多大なご心配やご不安な思いをおかけしていることを大変重く受け止めております。その後の対応状況を説明させていただきます。今年の10月20日に、総務部に調査チームを設置しまして、関係書類の確認、関係職員や事業者等への聴き取りを、現時点では11月末頃までを目途に行っていく予定としています。そして、調査結果につきましては、市民の皆様にお知らせすることを予定しています。改めまして、関係者の皆様にご心配とご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。
結びに、これまでの4期16年間における経験と積み重ねてきた市民の皆さまとの対話を糧としまして、5期目につきましては気持ち新たに、市政運営に取り組んでまいりたいという風に考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、記者会見1件目の「東アジア文化都市2025鎌倉市のイベント開催等」についてです。
まず、11月5日(水曜日)から11月13日(木曜日)まで「平和への祈り-平山郁夫」特別企画展を鎌倉芸術館で開催します。
創作活動と文化財保護活動を通じ、中国をはじめとした東アジア地域との交流を盛んに行った鎌倉の日本画家である平山郁夫氏の足跡と作品を紹介しながら、鎌倉と東アジアとのつながり、文化を通じた交流の大切さ、そして、戦後80年の節目に平和への祈りを発信する特別企画展となっております。
次に、12月2日(火曜日)、東アジア文化都市の1年間の締めくくりとして閉幕式を開催します。
閉幕式には、日中韓各都市から行政団・芸能団をお招きしまして、第1部では、東アジア文化都市事業の振り返りや、来年度の日本参加都市である松本市へ事業継承を、第2部では、各都市の伝統芸能を披露します。
市民の皆様もご参加いただけますので、11月25日までに事前申込をお願いしたいと思います。
説明は以上です。
「鎌倉インターナショナル株式会社と「スポーツ・身体づくりを通じた教育活動の推進に関する連携協定」の締結」についてです。
この度、本市教育委員会と鎌倉インターナショナル株式会社は、スポーツ・身体づくりを通じて鎌倉の教育を一層振興していくことを目的に、「スポーツ・身体づくりを通じた教育活動の推進に関する連携協定」を締結します。
本協定に基づき、教育活動におけるスタジアムの利用、スポーツ・身体づくりを通じた学びなど、魅力的で持続可能な教育活動を進めてまいります。
説明は以上です。
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