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更新日:2021年12月23日
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市では、昭和30年代後半から40年代にかけての首都圏への人口集中の影響を受け、急激な都市化が進み、市域の8分の1にも及ぶ約500haの樹林地を失いました。
「鎌倉広町緑地」についても同様に宅地開発の計画が持ち上がり、開発と保全を巡り様々な議論がなされました。市は、平成13年に改訂した「鎌倉市緑の基本計画」で「都市林(注)」として保全を図ることとし、平成15年12月に、開発が予定されていた事業用地を県、市及び市土地開発公社が取得し、保全に向けて大きく前進しました。その後、市が用地の取得を進めるとともに、市民活動団体等と市との協働で保全活動などを行ってきました。
市は、公園としての利用するための園路や広場、管理事務所などの整備を行い、平成27年4月に都市公園として開園しました。開園後も、多様な自然環境の創出と里山で培われてきた人の営みの再生等を行いながら、「フクロウ等の棲息する緑地としてのまとまりと安定した生態系」が将来にわたって持続できる環境を目指して、維持管理を行っていきます。
(注)主として動植物の生息地または生育地である樹林地等の保護を目的とする都市公園
鎌倉広町緑地のメインエントランス「御所谷入口」からは、御所谷、竹ヶ谷、小竹ヶ谷の3方向に谷戸が広がり、湿地帯や里山風景を楽しめます。
「鎌倉山入口」から「七里ガ浜入口」にかけては尾根となっており、眺望スポットでは、相模湾や富士山を望むことができます。
鎌倉広町緑地の散策マップや自然の紹介は、こちらのパンフレットをご覧ください。
管理事務所の運営時間:午前8時30分から午後5時15分まで
トイレは管理事務所内にありますので、ご利用は管理事務所の運営時間のみとなります。
「御所谷入口」からの風景
「御所谷入口」
湘南モノレール「西鎌倉駅」から徒歩約10分
(注)入口はこのほかに4箇所あります。
(注)駐車場はありませんので、公共交通機関、自転車、徒歩でご来園ください。
鎌倉広町緑地管理事務所
所在地:鎌倉市津1133番地
TEL/FAX:0467-32-5112