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更新日:2024年7月2日
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鎌倉文学館 電話23-3911
7月9日(土曜日)~9月19日(月曜日・祝日)
「せとうちたいこさん」シリーズ、『おかあさんがおかあさんになった日』など、長野ヒデ子の作品世界を紹介します。夏休みに合わせて、子ども向け関連イベントなども開催。
申込方法などの詳細は同館ホームページを。
(注)1時間前から整理券を配布
各日10時30分から
8月3日(水曜日)
8月6日(土曜日)14時00分~15時30分
8月11日(木曜日・祝日)10時30分から
8月20日(土曜日)10時30分から
川喜多映画記念館 電話23-2500
9月11日(日曜日)まで
展示解説…7月18日(月曜日・祝日)、8月27日(土曜日)
映画鑑賞料金(展示観覧料含む)…1,000円
特別上映=1,600円
チケットは7月9日から販売
鎌倉中央公園内にある山崎の谷戸で保全活動を行っている「山崎・谷戸の会」を紹介します。
山崎の谷戸は、古くから地元の人たちに生活の場として利用され、昔ながらの暮らしが引き継がれてきました。田畑のある谷戸にはさまざまな生きものがすみ、日本の原風景の姿を見せています。この環境を守り、地元農文化を継承しようと、私たちは2004年から行政と協働で保全活動を行っています。
活動は、田んぼ班(地元農家から譲り受けた道具を使った手作業での稲作)、畑班(山崎伝来のたのくろ豆や根菜類を中心に耕作)、雑木林管理班(里山の雑木林の復元を目指した下草刈り、徐間伐)、農芸班(みそ・たくあん作りなど農産物の加工)、生態系保全班(生きもののモニタリングと環境の手入れ)、植物育成班(昔から谷戸に生える植物の育成)、自然遊び班(昔ながらの農作業に触れ、親子で身近な自然に親しむ)の7つの班に分かれて行っています。
収穫物は、春と秋に開催している「谷戸まつり」の炊き出しで市民の皆さんに味わっていただいています。また、市内外からボランティアグループを受け入れたり、小・中学校の体験学習や「里山一日体験」「こども里山一日体験」なども実施しています。
活動には赤ちゃん連れの家族から、高齢の方まで幅広い世代が集まります。いろいろな人がつながり、親しまれる活動になるよう、これからも励んでいきます。
【問い合わせ】NPOセンター鎌倉 電話60-4555
市民通信員が身近な話題をリポート
鎌倉地域 日沖麗子さん
鎌倉――歴史的遺産と豊かな自然に恵まれ、魅力的なこのまちは、日々の生活の中で何とはなしに心に響く景色に出会えます。
先日、散策の途中にふと思い立ち、鶴岡八幡宮の境内にある鎌倉国宝館に立ち寄りました。
この建物は国の登録有形文化財で、入り口の窓には星と月をモチーフにした小川三知(さんち)作のステンドグラスがはめ込まれています。重厚な建物に優しく調和していて、とても印象的。館内に入ると、この空間独特の匂いと静謐(せいひつ)な空気の中で存在感を放つ仏像たちに迎えられます。
しばし、いにしえの時代に想いをはせながら一体一体をゆっくり眺めていると、先生の引率で小学生の一団が入館してきました。時間がないのか足早に見て回っています。その様子を少し残念に思っていると、その中の一人の少女が仏像の前で静かに拝んでいる姿が目に入りました。大きな仏像と小さな少女とのコントラスト、そして少女のきちんとした佇まいがほほ笑ましく、心惹かれる光景でした。
美しく力強い文化に触れ、気持ちの良い姿を目にして、すがすがしい気持ちで国宝館を後にしました。