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ページ番号:39271
更新日:2025年4月25日
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企画課
鎌倉のまちが次世代、そして未来へと確実につながっていくように、今年度も「まちづくり」「子ども・教育」「安全・安心」を中心にさまざまな取り組みを進めていきます。その中から、新たに実施する取り組みを中心にピックアップして解説します。
ここで紹介しているもの以外にも、さまざまな取り組みを実施します。事業費や詳細は市ホームページを。
鎌倉、大船、そして深沢の3つの拠点を中心に、それぞれの個性を活かしたまちづくりや市街地整備を進めます。これにより市域全体の魅力を高めていくとともに、持続可能なまちを目指します。
深沢地域を第3の拠点として整備するため、埋蔵文化財調査を行うとともに、深沢小学校西側道路の改良に向けた設計を進めます。
市民ワークショップなどでの意見を取り入れながら、災害対応の拠点にもなる市役所新庁舎の基本設計を完了します。また、移転後の現在地をどのように活用するか、市民の皆さんの理解を深めるための取り組みを進めていきます。
鎌倉駅周辺の歴史的・文化的価値を保存していくため、御成小学校旧講堂について、その価値を活かしながら学校施設として活用できるように、改修工事に取り掛かります。
大船駅周辺で安全で快適な環境を創出するため、大船駅東口ペデストリアンデッキのモノレール改札側で、表面の防水処理とタイルの張り替えを行います。
施設の老朽化や人口減少などが進む中で、これからも行政サービスを長期間にわたって安定して提供し続けていくため、「鎌倉市公共施設再編計画」の見直しに着手します。
待機児童の解消に向けた取り組みを進め、安心して子育て・子育ちができる環境を整備します。また、「鎌倉市教育大綱」を踏まえ、”炭火”のように学びの火を灯し続ける子どもたちを育むために、「学習者中心の学び」の実現に向けた取り組みを推進します。
民間保育所等の環境改善(施設の老朽化対策など)に向けて、建て替えや増築に対する補助を行います。
保護者の荷物の負担を軽減するため、お昼寝用布団を購入する民間保育所等に対して補助を行うとともに、公立保育所でも同様の布団を購入します。また、保護者の利便性向上や保育士の負担軽減に向けて、ICTシステムを導入する民間保育所等に対して補助を行います。
子どもたちが最新のICT端末を用いて個別最適な学び・協働的な学びに取り組めるよう、モバイル通信が可能なタブレット端末を配備します。
不登校の子どもたちの新たな学びの場として、「由比ガ浜中学校」を開校し、教育課程に新教科「ULTLA(ウルトラ)」(鎌倉の特性を活かした探究的な学習)を位置付けます。また、引き続き、全小・中学校の「校内フリースペース」の整備を進めます。
老朽化した学校の大規模改修に取り組みます(今年度は第一小学校の改築に向けた「基本構想」策定に着手)。また、協働活動や発表など、探究的な学びに取り組みやすい学習空間を整備します。
市民が安心して自分らしく生活できるよう支援していきます。また、近い将来発生が予測される大規模地震や、凶悪化する犯罪などに備えて、防災・消防・防犯にも力を入れていきます。
障害者の外出機会の確保に向けて、市内の移動支援事業所へ就労したガイドヘルパー養成研修受講者に対して、受講料を補助します。
急速に高齢化が進む中で、医療と介護が必要な介護医療院(長期療養と生活のための施設)の整備を促進するため、整備費を補助します。
市庁舎窓口に来た誰もがコミュニケーションを円滑に取れるよう、昨年度に試験導入した字幕表示システムを本導入します。
津波浸水想定区域内の避難対策に引き続き取り組むとともに、福祉専門職などの協力を得て、避難行動要支援者の個別避難計画を作成します。
災害時の避難所の質を向上するため、生理用品や口腔ケア用品などの備蓄品を整備するとともに、災害時に必要な飲料水を確保するため、小学校などに仮設受水槽を配備します。
予期せぬ事故や災害により、急きょ給食調理ができない場合に、給食が提供できるよう市内小学校に防災用食材を試行的に常備します。
「鎌倉市学校防災マニュアル」の改訂に向けて、第一小学校と第一中学校を「防災教育重点校」に指定し、実効的な避難訓練や防災組織体制、防災教育のあり方などを検討します。
大規模災害時における医療救護本部の連絡手段として、衛星を活用した通信設備を整備します。
消防活動における緊急対応を円滑に行うため、消防無線の活動波設備(消防業務用無線設備)の改修に向けた設計を行います。
鎌倉駅西口付近と北鎌倉駅西口付近に街頭防犯カメラを設置します。
今年度からごみ処理広域化に移行するとともに、安定的にごみ処理を継続するため、名越クリーンセンター跡地に「ごみ中継施設」を整備するための工事を進めます。
クリーンステーション(ごみ集積所)の維持管理などに係る負担を減らすため、「燃やすごみ」の戸別収集を4月から先行地区で開始します。
ウェブサイト「鎌倉観光公式ガイド」をリニューアルします。スマホで快適に閲覧でき、混雑・防災情報やマナー啓発などに多言語で対応するとともに、リアルタイムにイベント情報などを発信し、観光客の分散化につなげます。
鎌倉地域の漁業支援施設の整備に向けて、防波堤工事に着手します。
2050年カーボンニュートラル(CO2など温室効果ガスの排出量と吸収量を実質的にゼロにすること)の達成に向けて、既存の補助制度に加え、新たに国の重点対策加速化事業費補助金を活用することで、個人や事業者に対して太陽光発電設備などへの費用の補助を開始します。
「東アジア文化都市」として、日中韓3カ国でさまざまな交流イベントを開催します。
鎌倉の伝統芸能や文化を発信するイベントを開催します。また、マカオ特別行政区・湖州市(中国)、安城(アンソン)市(韓国)との交流事業を行います。
日中韓の文化や芸術を身近に感じられるような市民向けの事業を募集し、主催する民間団体に対して、実施に係る費用の助成や広報支援を行います。
鎌倉国宝館と鎌倉歴史文化交流館で、東アジアに関連した特別展などを開催します。
【問い合わせ】財政課
上記で掲げた取り組みなどに対して、財源の内訳や目的別の予算構成比などを示します。
(注)1万円未満は四捨五入(グラフは1000円未満四捨五入。端数調整しています)
福祉、消防、都市整備や教育など、市の行政運営の基本となるのが「一般会計」です。
今年度の一般会計は、児童手当などの扶助費やごみの自区外処理に係る委託料などの物件費の増加、市営住宅集約化事業、鎌倉地域漁業支援施設防波堤工事などの投資的経費の増額などにより、会計規模は+8.8%で約65.2億円増となっています。
一般会計の歳入(収入)には、市税のほか、寄附金や市債などさまざまな財源があります
自主財源の比率が高いほど、自主的で安定的な行政運営ができます
何にどのくらい使うかを示します
市の行政運営の基本的な事業を行う一般会計とは別に、特定の収入(下水道使用料や国民健康保険料など)によって特定の事業を行うために設けられています。
一般会計とはお財布が別なのね!
合計…538億3,728万円(前年度比+1.8%)
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