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更新日:2022年8月4日

広報かまくら平成26年度8月1日号1面

風水害いつ避難する?どう逃げる?身を守るための判断ポイント

「まさに今、大雨が降っている」。そう想像して、その後の行動を考えてみてください。

身の守り方は、「天候や浸水の状況」「家族」「住宅の立地」などさまざまな条件で変わります。避難勧告などが出ていない時でも自主的な判断が必要です。注意点と判断のポイントをご紹介します。

市が発令する情報の種類と皆さんにお願いする行動

1避難準備情報

家族などとの連絡、非常用持ち出し品の用意など、避難の準備を開始。お年寄り・乳幼児・障害のある人など避難に時間のかかる人は、避難を開始

2避難勧告

通常の避難行動ができる人は、避難所への避難を開始

3避難指示

対象となった人は直ちに避難。

そのいとまがない場合は生命を守る最低限の行動を取る

避難には

外へ逃げる「自宅外避難」のほか、屋内の安全な場所へ逃げる「屋内安全確保」があります。

こんなときは外への避難より屋内で安全確保!

避難勧告や避難指示が発令されているが、避難ルートにがけ・川・アンダーパスなどがある。

アンダーパスとは立体交差で掘り下げられている下の通路で、市内では下馬のガード下など。冠水時は、周囲と同じ水深に見えて急に深くなります。絶対に立ち入らないこと!

特別警報が発表されている。

直ちに命を守る行動を取るべき非常事態。浸水の中の避難は非常に危険!安全が確実な経路がある場合に限り、避難所へ。

「特別警報が発表されない」は「災害が発生しない」ではありません。すべての情報に注意し、早めの行動を!

道路がすでに冠水していて、路面の状況が分からない。

水深が把握しづらいほか、マンホールのふたが開いていたり、危険物が沈んでいたり、命に関わる危険が水中に隠れている可能性があります!

あなたの家の状況は?行動を考えてみましょう!

がけのそばにある

この発表に注意!
  • 大雨警報(土砂災害)
  • 土砂災害警戒情報
この現象を見たら避難準備!

がけには絶対に近づかないこと!

  • がけの斜面から水が湧き出している
  • 小石がパラパラ落ちている
  • 斜面に割れ目ができている
  • 近所で土砂災害が起きた
屋内での安全確保は

2階以上でがけ側とは逆の部屋か、がけからできるだけ離れた壁側へ!

川のそばにある

これが出たらすぐ準備!
  • 大雨警報(浸水害)
  • 短時間・局所的なゲリラ豪雨には避難勧告などの発令ができません。各自で迅速に判断を!
この場所からはすぐ出る!
  • 浸水想定区域にある家で、地下・半地下の建物や部屋
屋内での安全確保は

2階以上へ避難!

注意したい鎌倉の川の特性
  • 柏尾川…市内一大きな川で、あふれた場合、被害が大きくなりやすい
  • 滑川…山間から市街の低い場所へ流れており、下流であふれやすい
  • 神戸川…川幅が狭く、急激に水位が上がりやすい

お年寄り、乳幼児、障害のある人がいる

避難に時間がかかる人がいるときは、より早めの行動を考えましょう。

この発令ですぐ行動!
  • 避難準備情報
    通常、避難準備の目安で出される情報ですが、早めに避難を開始。
人・場所・外の状況を確認

避難所か屋内安全確保かなどは人・家・外の状況などによって判断が必要です。日ごろから想定を。

  • 判断の例
    ●足が悪い人…屋内の2階以上へ
    ●家が古い木造などで安全性が不安…避難所へなど
  • がけ・川がそばにある場合、さらに各注意点を確認

 大雨から身を守る心得

長靴で外に出ない。

長靴の中に水が入り、深刻な歩行困難になります。くるぶし以上の浸水があるときは、水はけの良いひも付きの運動靴を。

車を使わない。

避難は歩くのが基本。車は浸水するとエンジンが停止、ドアも開閉不能に。自分だけでなく市内全体の混乱を招きます。

絶対に、危険な場所を見に行かない。

命に関わります。がけ崩れや河川のはん濫に気付いたときは、まず消防本部(電話25ー7550)にご連絡を。

雨量が多いときは生活排水を抑える。

はん濫の瀬戸際にあるときには、各戸の生活排水の量も影響することがあります。

側溝・排水溝を日ごろから掃除する。

溝の詰まりが、住宅地での内水はん濫の引き金となる例が多く発生しています。

今すぐ確認!

 お手持ちの『かまくら防災読本』(今年3月に全戸配布済み)を開き、次の二つを確認してください。

  1. 自宅や通学先などの生活エリアには、どんな災害の危険性があるか。
  2. 避難勧告などが発令されたとき、どんな避難行動をするか。
    □ 避難場所
    □ 避難ルート
    □ 家族が離れていた場合の連絡手段(災害用伝言ダイヤルなど)
    □ 非常用持ち出し品

防災情報はここ!

放送

防災行政用無線

メール

鎌倉市防災・安全情報メールサービス
二次元バーコード(PDF版でご覧いただけます)を読み取り、登録を。市ホームページからも登録できます

電話

消防テレホンサービス 電話0120-24-0467

ラジオ

鎌倉エフエム82.8MHz

テレビ

J:COM鎌倉(ケーブルテレビ)
テロップで画面表示されます。

市ホームページでも、防災情報は随時表示します

 

 

お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

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