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更新日:2022年8月4日

広報かまくら平成26年度8月1日号8面

鎌倉国宝館

鎌倉国宝館 電話22-0753

企画展「仏像入門~ミホトケをヒモトケ!」

寺社のお堂の奥に祀られ、普段は近くで目にすることが少ない仏像の、姿や意味、材料にも注目し、みほとけの見方をひもときます。仏像の秘密を知り、新しい仏像体験をしてみてはいかがでしょうか。

  • とき…8月1日(金曜日)~9月7日(日曜日)午前9時~午後4時30分(入館は4時まで)
  • 列品解説…土曜日 午後2時から
  • 休館日…月曜日(8月11日は開館)
  • 観覧料…一般400円、小・中学生200円(団体割引あり)。市内の小・中学生と65歳以上の人は無料

第56回 鎌倉薪能

市観光協会 電話23-3050

鎌倉宮の杜に囲まれた特設舞台で、金春流能楽師山井綱雄さんを総合プロデューサーに迎え、鎌倉薪能を開催します。

  • とき…10月10日(金曜日)・11日(土曜日)午後5時開演
  • ところ…鎌倉宮境内(二階堂)
  • 料金…7千円全席指定
  • 申し込み…9月1日以降に鎌倉薪能申し込み専用電話(電話23-3545=午前9時~午後4時)へ。先着順。解説入りパンフレットを事前に送付します

※小学生以下は入場不可

※会場内での撮影・録音はできません

※雨天中止。開演前に中止になった場合は料金を払い戻します

10日(金曜日)演目

  • 素謡「翁」:金春安明
  • 初日之式「千歳」:金春憲和
  • 被災地復興に寄せて~鎮魂の舞 仕舞「賀茂」:山井綱雄、「天鼓」:横山紳一
  • 狂言「磁石」:野村萬斎
  • 能「野宮」:梅若玄祥

11日(土曜日)演目

  • 素謡「翁」:高橋汎
  • 二日目之式「千歳」:高橋忍
  • 被災地復興に寄せて~鎮魂の舞 仕舞「賀茂」:辻井八郎、「天鼓」:本田光洋
  • 狂言「磁石」:野村万作
  • 能「野宮」:金春安明

農業体験2014~家族で農業体験を

産業振興課…内線2481

農業振興地域の畑(関谷)で、野菜の種まきから収穫までの一連の農作業を家族で体験しませんか。最終日には収穫した野菜でとん汁を作ります。定員30組。抽選。

対象

市内在住で3日間とも参加できる4歳~中学生のお子さんがいる家族

とき

  1. 9月6日(土曜日)15時00分から
  2. 9月20日(土曜日)16時00分から
  3. 11月1日(土曜日)10時00分から(雨天時はそれぞれ翌日同時刻に順延)

参加料

1家族1,000円(傷害保険料など)

申し込み

はがきで、催し名、代表者の住所・氏名・年齢・電話番号、参加する家族の氏名・年齢を、8月15日(必着)までにJAさがみ玉縄支店内鎌倉地区運営委員会事務局(〒247-0072岡本2-17-24、電話44-3851)へ

川喜多映画記念館

川喜多映画記念館 電話23-2500

  • 入館料…一般200円、小・中学生100円
  • 映画・トークイベント料金(入館料含む)…一般1,000円(「ペコロスの母に会いに行く」は800円)、小・中学生は半額
  • チケット販売…同館窓口、島森書店、たらば書房
  • 開館時間…9時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
  • 休館日…月曜日

企画展『淀川長治映画の部屋』

9月28日(日曜日)まで

映画解説者として活躍した淀川長治さんは、豊富な知識と独特な語り口で場面が鮮烈によみがえってくるように映画を解説し、人々に親しまれました。

本展では、映画の楽しさを最大限に伝えてくれる淀川さんの言葉や映像資料、映画スターと撮った写真とともに、あらためて映画の魅力に浸っていただきます。

8月の上映

ライムライト

  • 8月5日(火曜日)10時30分・14時00分
  • 8月6日(水曜日)・7日(木曜日)14時00分

荒野の七人

  • 8月8日(金曜日)10時30分・14時00分
  • 8月9日(土曜日)・10日(日曜日)14時00分

ペコロスの母に会いに行く

  • 8月15日(金曜日)・16日(土曜日)10時30分・14時00分

ゴッドファーザー

  • 8月19日(火曜日)~21日(木曜日)13時00分から

ウエスト・サイド物語

  • 8月22日(金曜日)10時30分・14時00分
  • 8月23日(土曜日)・24日(日曜日)14時00分

トークイベント『淀川長治の映画人生』

8月26日(火曜日)14時00分 岡田喜一郎さん(プロデューサー)

私たちと文化財271

中世鎌倉のまちづくり 大蔵御所4

今回は大蔵御所(幕府)跡の南側に隣接する地域の、発掘調査の成果を紹介します。

大蔵御所の南辺は、「六浦路」と称された現在の県道鎌倉六浦線と考えられています。調査地は、この道の南側に面した筋違橋と岐れ道のほぼ中央に位置し、ここでは中世の生活面が3面と弥生時代の遺構が確認されています。
中世最下層の第3面は12世紀第4四半期ごろと考えられ、井戸5基、溝6条、方形竪穴建物跡1棟、竪穴状遺構1基のほか、多数の柱穴などが確認されました。

溝はほぼ南北方向で、調査区東端の小規模な溝群は道路に伴うものと考えられました。これと幅22~24メートルの間隔を置いて西側にほぼ並行して幅約3メートル、深さ約1・5メートルの、断面がV字形の溝が確認されました。この溝は屋敷地を区画する溝と考えられる規模を持っていますが、発見された建物の柱穴が小さく、屋敷の中であっても奥や裏側の部分であったのではないかと推定されています。

また、この溝は六浦路に係る施設を伴っておらず、さらに溝の延長線上に県道を挟んで道路が存在することから、調査者はこの区画が県道を越えて北側にまで存在するのではないかと推定しています。
六浦路は御所が宇津宮辻子に移転した仁治2(1241)年に整備が行われ、その際に朝夷奈切通が開削されます。

この時、八幡宮東門にあたる唐門(現在は鳥居)まで道路の整備が行われたと考えられており、御所跡に道路を通したことも考えられるわけで、県道の南側まで御所の範囲が広がっている可能性があります。

一方、荏柄天神社参道西側の調査地点では、10世紀後半から11世紀ごろにそれまであった奈良・平安時代の集落跡を削って土地が平らにされたあと、井戸や堀または河川と考えられる溝によって囲まれた空間がつくられ、そこに12世紀末に再度遺跡が形成されています。

そのため、従来の推定地にとらわれず、遺構の形成に基づいて御所跡を検討すべきだといった指摘もなされています。

【文化財課】

 

お問い合わせ

所属課室:共生共創部広報課広報担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-61-3867

メール:koho@city.kamakura.kanagawa.jp

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