ホーム > 市政情報 > 広報 > 広報かまくら > 広報かまくら連載記事・バックナンバー > 持続可能な都市鎌倉を目指して~市役所本庁舎の整備~(4)
ページ番号:25795
更新日:2024年12月26日
ここから本文です。
鎌倉市長 松尾 崇
現庁舎の跡地は、市民サービス機能を残しつつ、人がつながる場に―現庁舎の跡地は、市民サービスの提供と賑わいの創出を基本方針としており、市民の相談や手続きの窓口を残した上で、図書館、生涯学習センターを集約し、生涯学習、芸術文化、市民活動、多世代交流などの拠点化を目指しています。
今回は、現庁舎に隣接する御成町末広自治会の会長で、平成28年度に本庁舎整備方針策定委員を務めた奴田不二夫(ぬだふじお)さんにお話を伺います。
――本庁舎移転で真っ先に感じたのは「あの建物がなくなってしまうのか」という寂しさですよ。完成してからおよそ50年、ずっとそばで見てきましたから。ただ、老朽化しているのも事実で、建て直しは避けては通れない問題だと思いました。
また、「移転」と聞くと市庁舎がそっくり移ってしまうという感じがして、委員の時は、手続きや相談が、変わらずにこの場所でもできるようにと提案しました。今は、コンビニでも住民票が取得できる便利な時代。進化する技術で、何年か後には市への相談や手続きがさらに簡単にできるかもしれませんが、職員に相談のできる窓口はあった方がいいと思います。
鎌倉は歴史ある文化都市だと考えていますが、気になるのは老朽化が進む図書館、生涯学習センターといった建物です。
市の方針では、現庁舎跡地に、市民窓口以外に図書館と生涯学習センターを集約することになっています。
ホールやギャラリーなども必要になると思いますが、統一したコンセプトで施設の機能を掛け合わせることができれば、より開かれた新しい場所を作ることができるのではないでしょうか。
整備全体の中で「古都鎌倉という文化都市」にふさわしい場所にしてもらいたいというのが願いです。
―自然災害を考えると、消防本部と密に連携の取れる防災拠点が必要ということは理解できます。現庁舎は外階段もなく津波避難ビルに指定されていない状況です。新しい建物には、災害時の避難先としての機能もあればと思います。
本年度は「本庁舎等整備基本構想」の策定を目指しています。今後予定している意見公募手続などを通じ、幅広く意見を取り入れながら進めたいと考えています。
これまでの本庁舎整備の取り組みについてご覧いただけます