ホーム > 市政情報 > 広報 > 広報かまくら > 広報かまくら連載記事・バックナンバー > 持続可能な都市鎌倉を目指して~市役所本庁舎の整備~(12)
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更新日:2025年2月7日
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鎌倉市長 松尾 崇
新しい本庁舎の整備は、災害時に頼れる建物であることのほか、市民のニーズや社会情勢の変化に応えることのできる、効率的でコンパクトなあり方も目指しています。
IT技術の発展、働き方改革など、社会情勢が刻々と変化し生活を取り巻く環境が大きく変化しています。
数年前から、住民票の写しなどの交付や市税などの納付がコンビニエンスストアでもできるようになり、市役所や行政センターなどでしかできなかったことが、身近な場所で手軽にできる時代となってきました。
市役所のあり方も、そのようなサービスの普及などに伴う環境変化、需要の変化に対応できるものでなければなりません。
先進事例では、組織改編などに伴う窓口や執務スペースの変更が柔軟にできる効率的な庁舎がスタンダードとなってきています。また、民間企業のノウハウや資金を可能な限り活用する整備の手法が採用されています。
本市の本庁舎の整備にも、これらの先進事例を積極的に取り入れていきたいと考えています。
「コンパクトな本庁舎」を目指す際に考えているものの一つに、テクノロジーの活用があります。
市では、引っ越しや結婚・出産などの手続きについて、簡単な質問に答えるだけで、その人の状況に合わせた必要な手続きがわかる「鎌倉市くらしの手続きガイド」という自治体初のサービスを昨年11月からホームページ・スマートフォン上で開始しました。
また、民間企業と協定を締結し、さまざまな取り組みを進めています。例えば、LINE(株)との協定で、必要な行政情報を、SNSを利用して、より簡単に受け取れるサービスを現在検討しています。
テクノロジーの導入で大切なのは、一人ひとりの生活に合わせ、寄り添うかたちで手間や負担を減らしながら、便利さや豊かさを享受してもらうことだと考えています。
新しい本庁舎を整備する際にも、このような視点を踏まえた新しい技術を活用しつつ、「効率的でコンパクトな本庁舎」を目指していきます。
これまでの本庁舎整備の取り組みについてご覧いただけます