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更新日:2024年3月6日

令和4年度スタートアップコース採択団体の活動紹介

「地域のためにできることをやってみよう!」という思いから、鎌倉市では様々な活動が生まれています。

令和4年度のつながる鎌倉エール事業スタートアップコースとして採択された3つの団体にアンケートを行いましたので、その活動内容をご紹介します。

もくじ

  1. 明月川・谷戸の会『明月川の清掃・生態系保全及び明月谷の環境保全』
  2. 西鎌みんなの家の会『ひなたぼっこプロジェクト』
  3. 鎌倉竹部『鎌倉竹部広報活動(竹を地域資源に変える活動)』

明月川・谷戸の会『明月川の清掃・生態系保全及び明月谷の環境保全』

どんな活動ですか?

【環境保護】

  1. 明月院通りの沿道・沿岸整備、明月川の定期清掃・水質調査からホタル観察
  2. 明月谷戸の樹木枝打ち・枯木伐採等、環境保全を推進
  3. 谷戸の高齢者・障害者宅への樹木剪定等、風致景観保全のサポート支援
    伐採の様子伐採の様子

【里山整備】

  1. 谷戸住人や保育園園児を主とした1時間散策路の山道点検・倒木処理等
  2. 古山稲荷・烏森稲荷のお社清掃・整備等(風致地区の景観維持)
  3. 山ノ内の歴史的風土保存地区(金宝山・瑞鹿山、六国見山より鷲峰山に至る山丘、これに囲まれた谷戸)の自然環境保全

【諸団体協力】

  1. 北鎌倉ポケットパーク(憩いの広場)の清掃・樹木剪定
  2. 旧明月莊跡、竹山の県有地保全活動(明月会町内会と協力事業提案)
  3. 明月院通り(山ノ内207付近)マムシ広場の整備協力

以上の活動にあたり、調査・学習資材を準備し散策マップの作成や活動会報を定例化する予定です。

どんな経緯でこの活動をやってみようと思い立ちましたか?

恵まれた住環境に住み着いた明月谷の住人が、季節感ある自然の恵み(桜街道/筍掘り/ホタル復活/お月見/紅葉・イチョウ観賞/里山散策)を楽しめる、「町内会の垣根を超えて谷戸の自然保護と景観保全」活動を主とした、後世に繋げられる『やすらぎの里作り』がしたいという思いから発足しました。

活動のやりがいや、課題はなんですか?

スタート会員6名は、明月谷戸で幼少期から育った方や、10年から40年近く居住する方で、各々の家は「明月川と明月谷の自然環境」に溶け込み、自然災害対策(急傾斜地危険区域)においては行政窓口との折衝も経験済みの方々です。今後は、地域環境の特性を踏まえた地政学的見分と歴史的風致維持向上に繋げる活動を一歩一歩、着実に進めていきたいです。

活動メンバーの両親は、他界もしくは九十歳を超え、谷戸住民も高齢化が進み世代交代が上手く行かず空き家」も散見されるため、若者世代が高齢者とともに「共生できる企画」が課題です。

今後の展望や目標を教えてください

コロナ禍の第8波が拡大する中で、現状2~3人で高齢者住宅の庭木剪定や枯木伐採等の「街並み景観保全」活動や「里山散策ルートの作図・定期点検」(R4.12月鎌倉駅地下道ギャラリー掲載)を継続し、新春1月は、北鎌倉駅(裏側)~明月院踏切り間の線路沿い市道の「まち美化推進重点区域」ポイ捨てゴミ回収を開始しました。北鎌倉ポケットパークの清掃・プランタン(鉢植え)の植替えサポートも行います。
清掃で集めたゴミ清掃で集めたゴミ

今年3月までに来年度活動計画を【環境保護】班/【里山整備】班/【諸団体協力】班で協議し、資機材購入(チェンソー,工具等運搬台車)と予算案作成します。

西鎌みんなの家の会『ひなたぼっこプロジェクト』

どんな活動ですか?

学校が居心地悪い、社会に馴染めないお子さんや保護者の方向けの第3の居場所を提供しています。

のんびりするのもよし。コーヒー飲みながらゆっくり話をするのもよし。体を動かすのもよし。勉強するのもよし。

やりたいことをとことんやっていくことができます。
卓球をしている利用者の様子卓球をしている利用者の様子

工作をしている利用者工作をしている利用者の様子

どんな経緯でこの活動をやってみようと思い立ちましたか?

今は不登校の数が増えています。教員をしていたこともあり、学校の中の事情もわかり、それでも、学校が合わない子もいる。

それだったら、学校以外の場所、家でもない外に居場所があって、心地よく過ごせればと思い、活動に取り組んでいます。

活動のやりがいや、課題はなんですか?

新しい出会いがあったり、表情がやわらかくなり、生き生きし始めたり、小さなしあわせがたくさんあることがやりがいです。

課題としては、まだまだ認知されていない部分があるのと、活動していくための運営資金に余裕をもって取り組めていないところです。

今後の展望や目標を教えてください

今後は、関わった人たちの笑顔を増やし、心地よい空間を自分たちでつくりあげていくこと。

そして、自分たちで、本当にやりたいことを支え合いながら取り組むとともに、手に入れたいものをどんどん手に入れていく居場所にしていきます。

プロジェクト担当の小山さんプロジェクト担当の小山さん

鎌倉竹部『鎌倉竹部広報活動(竹を地域資源に変える活動)』

どんな活動ですか?

竹林整備により適切に竹林を管理し、整備後の竹材を使って竹細工を行っております。

ta01作業中の様子

どんな経緯でこの活動をやってみようと思い立ちましたか?

竹林整備後の竹は行き場が無く、山に山積している状態でした。

整備を楽しみに変えることで整備の人出を増やし、廃材の竹を資源として活用できる循環を作りたいと考えました。

活動のやりがいや、課題はなんですか?

竹の成長サイクルに合わせて活用できますので、廃棄物を地域資源として活用できる点にやりがいを感じます。

また、竹細工の技術は、身に付ければ一生ものですので、仕事にしたり、生活に取り入れたり、暮らしを豊かにする可能性があると思っています。

今後の展望や目標を教えてください

鎌倉で暮らす人、鎌倉を訪れる人に、様々な形で竹との接点を提供できるような取組を増やしていきたいです。

竹細工の作品竹細工の作品

竹細工の作品竹細工の作品

お問い合わせ

所属課室:市民防災部地域のつながり課地域のつながり担当

鎌倉市御成町18-10 第3分庁舎1階

電話番号:0467-23-3000

メール:npo@city.kamakura.kanagawa.jp

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