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更新日:2023年12月26日

Fab Cityの推進 ~誰もがテクノロジーで「課題解決」を身近に感じるまちへ~

本市では、市民や様々な業種の人たちが集い交流することで、多様な活動が生まれ、新たな価値が創造されています。
地域の資源とも言える人材やコミュニティの力で、地域の課題を地域で解決する共創の仕組みづくりがこれからの行政運営では重要になることから、本市ではこの仕組みづくりを積極的に推進しています。

このような背景から、鎌倉市は平成30年7月11日~13日にフランスのパリにて開催されたFab City Summitにおいて、Fab City宣言を行いました。

Fab City宣言は「Fab Lab(※1)」活動の世界的なネットワークに参加することの意思表示です。
すでにバルセロナ、パリ、アムステルダムなど世界12か国、18都市が実施しており、日本では本市の宣言が初となります。

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Fab City宣言の様子
 

Fab City宣言の実施により、本市では歴史的文化的遺産と豊かな自然を、次の世代に大切に引き継ぐために、「世界に誇れる持続可能なまち」(=Fab City)を目標に掲げ、まちづくりに取組んでいます。

今後は、Fab Cityを推進していくために、誰もが 気軽にテクノロジーを活用し、環境・地域コミュニティ等の様々な分野で自分自身や地域の課題解決ができる市民(Fabcitizen)の育成に取り組み、テクノロジーを活用した課題解決の研究を進め、「世界に誇れる持続可能なまち」の実現を目指していきます。

Fab City Summitにおいて、Fab City宣言を実施した際の動画
 

(※1)※Fab Lab(ファブラボ)とは、3Dプリンター、3Dスキャナー、レーザーカッターなどのデジタル機器の工作ツールを備えた、市民のための地域工房の名称です。

ファブラボ鎌倉

鎌倉市には、本市に唯一のファブラボ施設である「ファブラボ鎌倉」があります。
ファブラボ鎌倉(所在地:扇ガ谷)は、茨城県つくば市とともに平成23年に日本初のファブラボとして誕生しました。

「ファブラボ」とは、デジタルからアナログまでの多様な工作機械を備えた、実験的な市民工房のネットワークであり、個人による自由なものづくりの可能性を拡げ、「自分たちの使うものを、使う人自身がつくる文化」を醸成することを目指しています。

詳細については、ファブラボ鎌倉のホームページ( 外部サイトへリンク )をご覧ください。

ファブラボ外観

ファブラボ鎌倉(扇ガ谷1-10-6)

Fabtorikumi
ファブラボ鎌倉での活動の様子

Fab Cityの様々な取組について

鎌倉市では、Fab Cityを推進するために様々な取組を行っています。

図書館にファブラボがやってきた!~3Dプリンタで何ができる?~(参加者募集)

詳細は下記ページをご覧ください。

神奈川大学との共同プロジェクト「今よりちょっといい暮らし、学生と考えるFABライフ」(受付終了)

詳細は下記ページをご覧ください。

 

「FAB CITY WORKSHOP」~3Dプリンタで何ができる?~(受付終了)

詳細は下記ページをご覧ください。

 

つくりながら考えるFAB体験セミナー
『3Dプリンタでつくる新しい時代のリハビリテーション』(受付終了)

令和4年2月6日(日曜日)に、オンラインによる「ファブシティセミナー:3Dプリンタでつくる新しい時代のリハビリテーション」を開催しました。

本セミナーは、委託先であるファブラボ鎌倉がコーディネートし、講師として「作業療法士のいるファブラボ」とを運営している「ファブラボ品川」を講師に招き行ったものです。

ホームページ画像
このセミナーは、「ファブ×福祉」をテーマとし、障害をお持ちの方や、介護を必要とする方、シニアや子育てをする方、日常の家事を行う方と言った様々な方にとって、身近な困りごとを自ら解決するための自助具について考えながら、一人ひとりのニーズに寄り添い、3Dプリンタを活用した新たなデジタルファブリケーションの新たな価値を「知り」、そして「つくる体験」ができる内容のセミナーです。

当日は、作業療法士、理学療法士、地域包括支援センター、障害福祉団体、自治町内会、老人クラブ、障害をもった当事者の方、その他福祉に携わるさまざまな方、合計18名にご参加いただきました。

本セミナーの詳細については、Fab Cityセミナー実施報告書(PDF:3,128KB)をご覧ください。

 

 

アーカイブ動画

本セミナーは、デジタルファブリケーションの価値を多くの方知っていただくために、セミナー内容を一部編集し、動画にして公開しています。

3Dプリンタで何ができるのか、私たちの生活との接点はどこにあるのか、福祉とどのような関わりがあるのか、といった内容になっておりますので、ぜひご覧ください。

Fab 3D コンテスト 2021(終了)

「Fab 3D コンテスト」とは、新しい広がりを持った3Dプリンタやデジタル工作機械など新技術の利活用法と、それを担う人材を発掘するためのコンテストです。

本コンテストは、文部科学省COI「感性とデジタル製造を直結し、生活者の創造性を拡張するファブ地球社会」(中核拠点:慶應義塾大学、2013-2021)の設置したファブ地球社会コンソーシアムの人材育成の活動の一環として2016年にはじまりました。2021年は、鎌倉市も後援し開催しています。

ファブ地球社会コンソーシアムの詳細は専用ホームページ( 外部サイトへリンク )をご覧ください。

こんな方にオススメ!

  • 最新のテクノロジーや工作機械に触れてみたい、関心がある方
  • 課題発見や解決に向けての探求力を身につけたい方
  • 楽しそう、やってみたいと思った方

対象者 高校生以下 

  • 個人部門:小学生から高校生の方1名で作成された作品が対象
  • チーム部門:小学生から高校生の方が1名でも入っているチームであれば、大学生以上でも応募可能

テーマ
「循環社会」を促進するこれからの暮らし方~FABの技術と新しい素材で、どのような暮らし方が可能になるか

コンテストの結果は専用ホームページ( 外部サイトへリンク )をご確認ください

ファブ サマーキャンプの取組について(終了)

ファブラボ鎌倉では、FAB 3Dコンテストの関連企画として、小学生を対象に夏休みの自由研究の一環として「ファブサマーキャンプ プログラム」を実施しています。この取組に鎌倉市は後援をしています。

全5回のセッションを通じて、プラスチックについての知識や自然由来の素材を原料とした新しい素材の可能性、3Dモデリングの方法等を学び、3Dプリンタを活用しながら、環境への配慮や、将来人々がどのような暮らしが可能なのかを模索するとともに、課題発見や解決の力を養います。

ファブサマーキャンプ

ファブサマーキャンプの取組の様子

データウォーク@かまくらの取組について(終了)

センサーを搭載した靴(スマートシューズ)を履き、参加者全員でまち歩きを実施し、取得した歩行データが、参加されたご本人の生活改善や、まちの課題解決にどのように役立つか、全3回に分けて、みんなで楽しく考えてみました。

(注)慶應義塾大学SFC研究所ソーシャル・ファブリケーション・ラボとの共催事業です。

イベント概要

  • 本イベントでは、10名の参加者の足の形状を一人ずつスキャンして、3Dプリンターでオリジナルシューズとインソール(中敷き)を作製しました。
  • また、全3回を通じて取得した参加者のまち歩きの歩行データに、参加者のコメントを添えて市全域の3Dマップ上に描画しました。
  • 第3回目では、イベントの総括としてオンラインシンポジウムを開催し、約80名の参加者と「データを活用したまちづくりの未来」について考えました。
  • shoes map

 3Dマップの詳細はこちら( 外部サイトへリンク )(慶應義塾大学SFC研究所ソーシャル・ファブリケーション・ラボ作成ページ)からご覧ください。

アーカイブ動画

データウォーク@かまくらの取組の概要はこちらから(シンポジウムプロモーション動画)

データウォーク@かまくらシンポジウムはこちらから

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鎌倉市ホームページについて

お問い合わせ

所属課室:共生共創部政策創造課 

鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階

電話番号:0467-23-3000

内線:2792

ファクス番号:0467-23-8700

メール:souzo@city.kamakura.kanagawa.jp

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