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更新日:2024年5月16日
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腰越地域は、鎌倉市の西側に位置し、腰越、津、津西、西鎌倉、七里ガ浜東、七里ガ浜がその範囲です。海岸線に江ノ電が走り、腰越漁港ではシラス漁や定置網漁が行われ、取れたての魚が並ぶ月2回の腰越漁港での朝市は、大勢の人で賑わいます。夏には、海水浴場も開設されます。
海側の腰越・七里ガ浜に対し、中央に津、また、湘南モノレール「西鎌倉駅」周辺の西鎌倉は、腰越地域では比較的新しい地域で、この「西鎌倉駅」と江ノ電「腰越駅」の間に、腰越行政センターがあります。
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面積は、4.21平方キロメートルで、鎌倉市全体(39.53平方キロメートル)の11%、人口は、約24,500人で、鎌倉市全体の約13.90%です。
そのうち、65歳以上の人は約8,300人で、高齢化率は令和5年(2023年)9月末現在で33.9%と鎌倉市の中でも高齢化が進んだ地域となっています。
鎌倉市腰越地区社会福祉協議会は、腰越地域のみなさんやボランティア、民生委員、福祉・保健等の関係者、行政機関の協力を得ながら、地域福祉推進を図ることを目的に、昭和31年6月に設立されました。
高齢化社会の進展に伴い、腰越地域のひとり暮らし高齢者も約300人が登録され、地域で見守り交流するための給食サービスやサロン事業など、各種事業を展開し、地域福祉の向上に努めています。
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地域ボランティアによる給食サービス |
完成したお弁当 |
サロン事業 |
自治会・町内会は20団体ありますが、腰越地区の町内自治会連合会に加入しているのは13団体で、その他は主に西鎌倉地域です。(新鎌倉山、御所ガ丘、西鎌倉住宅地、南鎌倉、西鎌倉山、鎌倉白山坂、西鎌倉山ハイランドの7自治会)
1 | 中原町内会 | 8 | 浜上山自治会 | 15 | 御所ケ丘自治会 |
2 | 下町町内会 | 9 | 七里ガ浜二丁目自治会 | 16 | 西鎌倉住宅地自治会 |
3 | 土橋町内会 | 10 | 七里ガ浜自治会 | 17 | 南鎌倉自治会 |
4 | 神戸町内会 | 11 | 諏訪ケ谷町内会 | 18 | 西鎌倉山自治会 |
5 | 浜上町内会 | 12 | 鎌倉グランドエステイツ自治会 | 19 | 鎌倉白山坂自治会 |
6 | 津町内会 | 13 | 市営諏訪ケ谷ハイツ | 20 | 西鎌倉山ハイランド自治会 |
7 | 七里ガ浜町内会 | 14 | 新鎌倉山自治会 |
腰越地域内には、2つの神社(小動神社、龍口明神社)を中心に祭礼が多く、特に7月の小動神社「天王祭」と10月の龍口明神社「例大祭」は、多くの人で賑わいます。
また、8月には自治会・町内会主催による各地域の夏祭りが開催されます。
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自治会・町内会、社会福祉協議会、漁業組合、地元商店で組織する腰越協栄会など、地域団体が主催する行事も多く、4月の「義経まつり」、9月の「腰越みなとまつり」、11月の「腰越地区総合文化展」では、地域の皆さんで組織する「実行委員会」が主体となって運営しています。
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また、「津餅つき唄保存会」では、津に昔から伝わる餅つき唄(餅をつくときに歌われた作業唄)を後世に伝えるため、市の郷土芸能大会や、収穫まつり、各種イベント等で実演する活動を行っています。
腰越みなとまつりでの「餅つき唄」実演
「こしごえ」という名の由来には、いろいろな説があります。
地形から見て、北側に小山が連なり、南は海に向かって肥えた土地が広がり、人々は肥えた土地を求めて山の腰を越えるようにして移ってきました。そこで、山の腰を越えることから「腰越」になったと言われています。
また、伝説では、昔鎌倉と横浜の境に「深沢」という湖があり、五頭竜(ごずりゅう)という5つの頭を持つ竜がいました。竜は、悪いことを重ね、津村の長者の家に来て16人の子どもを食べてしまい、その後もたびたび子どもを食べるので、人々は泣く泣く他の土地へ越していきました。それで、子どもの「子」「死」「越える」という字をあて「子死越(こしごえ)」とか、恋しいという字をあて「子死恋(こしごい)」というようになり、「腰越」になったという説もあります。
また、次のような説もあります。
昔、このあたりは浅い海で、干潮のときは渡ることができました。背に物を背負って越すことができるので、「背負越場(せおいこしば)」と呼ばれ、さらに背負越で越すことから「腰越」になったという説もあります。
さらに、五頭竜の難を逃れるために、人々が腰まで水に浸かりながら移っていったためという、前述の説が一緒になった説もあります。
かまくら子ども風土記参照
所属課室:市民防災部支所 担当者名:腰越支所職員
電話番号:0467-33-0710
内線:2287
ファクス番号:0467-33-0717