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更新日:2023年3月13日

史跡永福寺跡

国指定史跡。正式名称は見出しのとおりで、読み方は「しせきようふくじあと」です。史跡永福寺跡は源頼朝が建立した寺院の跡です。発掘調査によりみつかった、建物の基壇や苑池などを復元整備して、史跡公園として公開しています。

史跡永福寺跡の上からの写真

史跡永福寺跡のご利用について

建物の基壇や苑池などを復元し、公開活用に向けた整備が終了した範囲を公開しています。史跡を守りつつ、親しんでいただくための場になりますので、ルール等を守って、おたのしみください。

なお、現地でお配りしているリーフレットを下記のリンクからもダウンロードできますので、ご活用ください。

 

永福寺跡リーフレット

 

開場時間・開場日

開場時間

史跡永福寺跡は、管理員による門の開閉を行い管理をしています。開場時間は季節により異なりますのでご注意ください。なお、開場時間内に大雨洪水大雪等についての気象警報注意報が発令された場合は閉場します。

  • 4月から10月 午前9時から午後5時まで
  • 11月から3月 午前9時から午後4時30分まで

開場日

次の1から3の場合を除き、年末年始を含む毎日開場しています。

  1. 午前7時の時点で大雨洪水大雪等についての気象警報注意報が発令されているとき。(前日等に発令されたものが午前7時時点で解除されていない場合も含みます。)
    終日閉場
  2. 開場時間内に上記の気象警報、注意報が発令されたとき。
    発令時点から開場時間終了まで閉場
  3. その他鎌倉市教育委員会が必要と認めたとき。
    →必要と認めた時間を閉場

お知らせ

通行止めとしていた、尾根の遊歩道を現在復旧工事中です。

令和5年(2023年)4月上旬から再びご利用可能となる予定です。ご不便をおかけしますがもうしばらくお待ちくださいますようお願いいたします。

なお、部分的に工事が完了している部分もありますが、資材搬入や工事に伴い接触等の危険性がありますので、立ち入り禁止区域にはくれぐれも立ち入らないようお願いいたします。

ご利用にあたっての注意

以下は、史跡内の禁止行為です。ご注意ください。なお、史跡の毀損は文化財保護法に抵触し、罰金の対象となる可能性があります。

  1. 史跡・施設を壊すこと。
  2. 植物を採ったり、傷つけたりするること。
  3. 鳥や魚を捕まえたり傷つけたりすること。
  4. 立ち入り禁止区域に入ること。
  5. 車や自転車で乗り入れること(バス停方面手前に指定駐輪場(無料)があります)。
  6. ごみを放置すること。
  7. タバコを吸うこと。

「AR永福寺」で、原寸大の永福寺を

湘南工科大学長澤・井上研究室の技術により市と協働作成したスマートフォンアプリ「AR永福寺」を現地で無料公開しています。

お持ちの端末にアプリをインストールのうえ、立ち上げたアプリ内のカメラで現地のAR看板にあるQRコードを読み取ると、原寸大の永福寺の復元CGが立ち上がります。

実際のスケール感を、四季折々の現地を背景にぜひおたのしみください。

AR永福寺

アプリケーションは、お手持ちのスマートフォンから各ストアにて「AR永福寺」で検索、無料でダウンロードできます。

AR技術を使用したアプリケーションであるため、ARを展開するための機能「ARコア」の搭載された端末でのみご覧いただけますこと、了承ください。

なお、当アプリは「ARコア」の搭載されていない端末では、ストアの検索結果に表示されません。

AR永福寺、橋のたもと

橋などもリアルですが、現実には橋は無いのでうっかり池に落ちないようご注意を!

ダウンロード方法

  • 各ストアで「AR永福寺」と検索。無料でダウンロードできます(お使いの端末が「ARコア」非搭載の場合は、検索結果に表示されません)
  • 現地のAR看板にあるQRコードからジャンプ。無料でダウンロードできます(お使いの端末が「ARコア」非搭載の場合は、検索結果に表示されません)

「中尊寺ハス」を栽培中

史跡永福寺跡の池を挟んで道路寄り側園路の中央付近、往時、橋があったたもとにて、岩手県平泉町から寄贈された「中尊寺ハス」を育成しています。

令和3年(2021年)6月に初めて開花し、令和4年(2022年)も7月上旬から中旬にかけて花を咲かせました。

令和5年(2023年)も、開花しましたら市ホームページやtwitterでお知らせします。

「中尊寺ハス」の詳細については、こちらのページ(「中尊寺ハスについて」)をご覧ください。

史跡永福寺跡へのアクセス方法

1.鎌倉駅からバス(乗車8分+徒歩5分程度)

JR鎌倉駅から「鎌倉宮(大塔宮)」行きバスを利用し終点「鎌倉宮(大塔宮)」で下車。バス停から鎌倉宮をコの字型に回り込み、鎌倉駅と逆方面へ徒歩5分。郵便ポストのある川沿いのY字路手前の左手が史跡永福寺跡です。

2.鎌倉駅から徒歩(30分程度)

所在地:鎌倉市二階堂209

3.駐輪場があります

史跡永福寺跡では、開場時間中使用できる無料の駐輪場があります。位置は、下図のとおり、永福寺跡からテニスコートを挟んで鎌倉駅方面へ50m程度手前の左手の小道に入り10m先右側です。なお、駐車場はありませんので、近隣のコインパーキング等をご利用ください。

永福寺跡指定駐輪場マップ

史跡永福寺跡の歴史と発掘調査結果

史跡永福寺跡はJR鎌倉駅の北東約1.8km、鎌倉市二階堂字三堂ほかに所在する、源頼朝が建立した寺院の跡です。源義経、藤原泰衡など、頼朝の奥州攻めで亡くなった武将たちの鎮魂のため、平泉の中尊寺二階大堂等を模して建立され、建久5年(1194年)に三堂が完成しています。鎌倉幕府から手厚く保護されましたが、応永12年(1405年)に焼失し、以後は再建されませんでした。

薬師堂の発掘調査の写真
【薬師堂の発掘調査写真】※位置などはリーフレット中面に記載があります

山林に囲まれた東西約100m、南北約200mの平坦地が寺の中心域と考えられ、その周囲の山林や谷戸も含め、約88,000平方メートルが史跡に指定されています。昭和58年度から平成8年度まで発掘調査が行われ、二階堂・薬師堂・阿弥陀堂の三堂を中心とする壮大な伽藍や庭園の存在が確認されました。

伽藍の配置は三堂が複廊を介して南北方向に一列に並び、両側の堂からはL字型の廊が付属し、中門・釣殿がつくられていました。こうした伽藍配置とその規模は他に例を見ないもので、源頼朝の独創性を示すものとして注目されています。東に向く堂の前には南北約200m、東西約40~70mの広大な苑池がつくられ、二階堂の前には橋が架けられていました。

関連リンク

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鎌倉市ホームページについて

お問い合わせ

所属課室:教育文化財部文化財課 

鎌倉市御成町12-18(鎌倉水道営業所2階)

電話番号:0467-61-3857

メール:bunkazai@city.kamakura.kanagawa.jp

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