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更新日:2024年7月8日
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史跡永福寺跡は源頼朝が建立した寺院の跡です。発掘調査で発見された建物の基壇や苑池などを復元し、公開活用に向けた整備が終了した範囲を公開しています。
史跡永福寺跡はJR鎌倉駅の北東約1.8km、鎌倉市二階堂字三堂ほかに所在する、源頼朝が建立した寺院の跡です。源義経、藤原泰衡など、頼朝の奥州攻めで亡くなった武将たちの鎮魂のため、平泉の中尊寺二階大堂等を模して建立され、建久5年(1194年)に二階堂・薬師堂・阿弥陀堂の三堂が完成しました。鎌倉幕府から手厚い保護を受けましたが、応永12年(1405年)に焼失し、以後は再建されませんでした。
【薬師堂の発掘調査時の写真】
伽藍の配置は三堂が複廊を介して南北方向に一列に並び、両側の堂からはL字型の廊が付属し、中門・釣殿がつくられていました。こうした伽藍配置は他に例を見ないもので、当時の国内でも有数の規模を持つ寺院でした。東に向く堂の前には南北約200m、東西約40~70mの広大な苑池がつくられ、二階堂の前には橋が架けられていました。
お知らせ
次の1から3の場合を除き、毎日開場しています。
史跡永福寺跡の開場時間は季節により異なります。なお、開場時間内に大雨、洪水、大雪等についての気象警報または注意報が発令された場合は閉場します。
以下は、史跡永福寺跡内での禁止行為です。ご注意ください。なお、史跡を毀損する行為は文化財保護法に基づき、罰せられる場合があります。
湘南工科大学長澤・井上研究室の技術により市と協働作成したスマートフォンアプリ「AR永福寺」を現地で公開しています。
お手持ちの端末にアプリをダウンロードのうえ、立ち上げたアプリ内のカメラで現地のAR看板にあるQRコードを読み取ると、画面に永福寺の復元CGが立ち上がります。
アプリケーションは、以下の方法でお手持ちの端末に無料ダウンロードできます。
Android版はこちら(現在リンク切れのため対応中です) iOS版はこちら
AR技術を使用したアプリケーションであるため、ARを展開するための機能「ARコア」の搭載された端末でのみご覧いただけます。(「ARコア」の搭載されていない端末では、ストアの検索結果に表示されません。)
往時、橋があった池のたもとで、岩手県平泉町から寄贈された「中尊寺ハス」を栽培しており、令和3年(2021年)6月に初めて開花しました。
「中尊寺ハス」の詳細については、「中尊寺ハスについて」(別ページへリンク)をご覧ください。
例年、中尊寺ハスは6月下旬~8月上旬にかけて開花します。開花の状況は、「中尊寺ハスについて」のページのほか、X(旧Twitter)「【鎌倉市】もっと知りたい!かまくらナビ」(外部サイトへリンク)でもお知らせしています。
永福寺跡の西側尾根には散策路があります。散策路途中の展望台からは、復元整備した建物の基壇や苑池を一望することができます。
散策路のうち、展望台頂上部から北側の区間は、路面の崩落のため当面の間通行止めとしています。散策路の経路や、通行可能な範囲は、地図(PDF:919KB)をご確認ください。
現地でお配りしているリーフレットは下記のリンクからもダウンロードできますので、ご活用ください。
過去に配布していたリーフレットは以下のものです。
JR鎌倉駅から「鎌倉宮(大塔宮)」行きバスを利用し終点「鎌倉宮(大塔宮)」で下車。バス停から鎌倉宮の横を通り徒歩5分ほどの左手が永福寺跡です。
所在地:鎌倉市二階堂209
史跡永福寺跡には、開場時間中使用できる無料の駐輪場があります。下図のとおり、テニスコートの南側の空地が駐輪場です。
永福寺跡には障がい者等用を除き駐車場はございません。障がい者等用駐車場をご利用の方は、事前に鎌倉市教育委員会文化財課あてにご連絡をお願いいたします(連絡先はこのページの最下部にあります)。
史跡永福寺跡において、商用利用を目的とする撮影等(雑誌等出版物に掲載する写真の撮影、番組等の制作のための動画の撮影等)を行う場合は、国指定史跡永福寺跡条例及び国指定史跡永福寺跡条例施行規則に基づき事前に許可が必要となります。実際に撮影等の行為を実施する前に、必ず文化財課へご相談ください。
所属課室:教育文化財部文化財課
鎌倉市御成町18-10 第4分庁舎1階
電話番号:0467-23-3000(代表)
内線:2670