ホーム > 市政情報 > 施策・計画 > 公的不動産の利活用の取組 > 扇湖山荘の利活用の取組
ここから本文です。
更新日:2024年8月13日
扇湖山荘は、本館、茶室等の建物及び庭園並びにこれを取り囲む自然環境が一体となって優れた風致景観を形成している施設で、製薬会社「ワカモト製薬」創業者の長尾欽彌の別荘として建てられたものであり、扇湖山荘という名は、長尾欽彌が、杉木立から相模湾が扇形をした湖のように見えることから付けられました。
本館は、飛騨高山の民家を昭和9年(1934年)に移築し、手を加えたもので、昭和戦前期の和風文化を画す代表的な大型遺構と言ってよく、類例が取り壊されていく中で、市内においても明治期以降の建築物の中では歴史的・文化的価値を有するものとされています。
茶室は、敷地の最も高いところにあり、明治時代に伏見別邸に建築された茶室をそのまま移築したもので、高い文化財的価値を有する建物です。
庭園は、明治から昭和に至る数寄屋建築の世界で高名な造園家(小川治兵衛、岩城亘太郎)の作とされ、アプローチの前庭、南側の洋風庭園、小規模な茶庭、伏見庭園の4つからできています。
昭和9年(1934年)に長尾欽彌の「別荘」として建てられた後、「長尾美術館」、料亭「鎌倉園」を経て、昭和56年(1981年)4月に現三菱UFJ銀行が取得し、平成11年(1999年)3月まで「研修所」として使用し、平成22年(2010年)10月に鎌倉市が寄附を受けました。
寄付を受けて以降、民間事業者の資金やノウハウを活用した利活用に向けた取組を進めており、このページでは、扇湖山荘の利活用の取組状況についてお知らせします。
お問い合わせ
所属課室:総務部公的不動産活用課公的不動産活用担当
鎌倉市御成町18-10 本庁舎2階
電話番号:0467-23-3000