ホーム > 市政情報 > 広報 > 広報かまくら > 広報かまくらバックナンバー > 広報かまくらバックナンバー・令和6年度(2024年度) > 広報かまくら令和6年度1月号(No.1423) > 広報かまくら令和6年度1月号9面
ここから本文です。
更新日:2024年12月25日
(くわしくは広報かまくらPDF版(PDF:5,734KB)をご覧いただくかお問い合わせください)
鎌倉国宝館 電話:22-0753
1月7日(火曜日)〜26日(日曜日)
本展では、縁起物や十二支、七福神に関するものなど、年の初めを祝う展示で皆さんをお迎えします。また、今年の干支(えと)、乙巳(きのとみ/イツシ)にちなみ、過去の乙巳年に起こった出来事を記した史料なども展示します。
鎌倉歴史文化交流館 電話:73-8501
小町通り・八幡宮エリアに集まる5館のミュージアム(鎌倉国宝館・鎌倉歴史文化交流館・鏑木清方記念美術館・川喜多映画記念館・県立近代美術館 鎌倉別館)で、スタンプラリーを行っています。この関連イベントとして、各館の学芸員が集まるトークセッションを実施します。
今回は、鎌倉芸術館の学芸員も参加し、鎌倉幕府を開いた源頼朝の妻・北条政子の没後800年にちなんで、「鎌倉と女性」をテーマに各館の収蔵品と活動についてのお話や、鎌倉歴史文化交流館で開催中の企画展「女学生がみた近代の鎌倉―田辺新之助と鎌倉女学校」の解説を行います。
抽選40人。
【申し込み】e-kanagawa電子申請か、往復はがきに催し名・住所・氏名・電話番号を書いて、1月31日(必着)までに同館(〒248-0011 扇ガ谷1-5-1)へ
鏑木清方記念美術館 電話:23-6405
1月13日(月曜日・祝日)まで
鏑木清方(かぶらききよかた)が大切にした、正月の風習を描いた作品を中心に解説します。
ミュージアムグッズが当たります。
双書図録と一筆箋を特別価格で販売します。
川喜多映画記念館 電話:23-2500
1月19日(日曜日)〜3月30日(日曜日)
『モロッコ』や『カサブランカ』、『第三の男』など映画の名シーンとともに語り継がれてきた映画字幕翻訳の世界を紹介します。
1,000円
1,000円
鎌倉国宝館・鎌倉歴史文化交流館・鏑木清方記念美術館・川喜多映画記念館(映画鑑賞料金は除く)の観覧料などが無料です。
入館時に身分証などを提示してください。
前回(本紙9月号)、大倉幕府周辺遺跡群(横浜国立大学教育学部附属鎌倉小・中学校構内)で出土した「題箋軸」を紹介しました。題箋軸とは、巻物の軸の先端を札状に加工したもので、ここに年号や文書名などを記し、巻物を開けずに内容が分かるようにしたインデックス(見出し)です。鎌倉時代に文書がどのように管理されていたのかがうかがえます。
昨夏実施した鎌倉市遺跡調査・研究発表会では、この資料のほかにも、今回ご紹介する題箋軸が話題に上がりました。
その題箋軸は、平成14年に雪ノ下一丁目の若宮大路の西側に接した調査地点で、鎌倉時代後期~末期の地層から出土しました。この場所には、幕府の連署(幕府内の執権を補佐する要職)であった北条時房や、金沢流北条氏の第3代当主・北条(金沢)顕時の邸宅があったと推定されています。
先端の題箋部は約5センチで将棋駒を縦長にしたような形で、一面に「信乃下向路銀(しなのげこうろぎん)」、もう一面には判然としない墨書き5文字が記されています。「信乃下向路銀」は、信乃=信濃国(現在の長野県)へ下向=向かうための路銀=旅費という意味とも考えられます。北条氏の屋敷内で保管された、信濃国への出張旅費に関する文書だったのかもしれません。
幕府勤めの仕事なのか、家の所用なのかは不明ですが、領収書の保管義務があったのでしょうか。鎌倉時代の「出張(旅行)事情」も、現代に通じるものが想像され、興味が湧きます。
本調査地点を含む発掘報告書は、全国遺跡報告総覧(奈良文化財研究所ホームページ)(外部サイトへリンク)からご覧いただけます。
【文化財課】
予防課 電話:44-0963
市内の貴重な文化財を火災から守り、後世へ伝えるため、消防本部では1月23日(木曜日)~29日(水曜日)に文化財防火運動を展開し、文化財保有社寺を中心に、火災予防のための立ち入り検査や広報活動などを行います。
文化財に指定されている建造物の内部や周囲での火の使用は制限されています。社寺周辺で喫煙やたき火はしないよう、ご協力をお願いします。
初期消火・避難誘導・重要物品の搬出や消防隊による一斉放水などの訓練を行います。雨天中止。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、下記リンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
掲載している各記事についてのお問い合わせは、各担当へご連絡をお願いします。