住む人・観光する人・働く人にとってスマートな交通環境の実現へ
鎌倉の観光の中心部である鎌倉地域では、休日を中心に著しい交通渋滞が発生しており、緊急車両の遅れ、路線バスの定時性の低下など、市民生活に大きく支障をきたしています。
そこで、鎌倉に住む人・観光する人・働く人にとって、よりよいスマートな交通環境を実現するためのロードプライシングを含む鎌倉の未来交通を知っていただくためにイベントを開催しました。
1.オープンハウス
日付
平成30年12月25日(火曜日)から平成31年3月末まで)
場所
市役所本庁舎、各支所、商業施設
内容
鎌倉地域の交通実態や現在実施している交通施策、(仮称)鎌倉ロードプライシングの検討内容についてパネル展示するとともに、休日の渋滞・混雑に関するご意見がある場合に、ボードに付箋を貼っていただきました。
寄せられた主な意見
- 鎌倉市民と観光客がどちらもが安全で快適に過ごすための素晴らしい取り組みである。
- 道路を規制すると駅が混むのではないか。
- 国道134号を対象としないと根本的な解決にならないのではないか。

2.意見交換会
日付・場所
(1)商工業者
(2)鎌倉地区自治組織連合会
- 平成31年1月11日(金曜日)
- 鎌倉市役所本庁舎2階全員協議会室
内容
(仮称)鎌倉ロードプライシングの必要性や導入までのスケジュールを示した上で、まちの将来像について意見交換を行いました。
寄せられた主な意見
- 鎌倉市民の課金の負担割合を0にして欲しい。
- 公共交通機関の受け皿はあるのか。
- 鎌倉市が行おうとしていることは法律を変えるという国レベルのことであり、ハードルが高いのではないか。

3.シンポジウム
タイトル
住む人・観光する人・働く人のための未来交通シンポジウム
~スマートなまちの交通をつくるSDGs未来都市かまくらのロードプライシング~
日時
平成31年1月27日(日曜日)午後2時から午後4時まで
場所
鎌倉商工会議所ホール
参加人数
90人
プログラム
(1)第1部基調講演
講演者:松尾崇(鎌倉市長)
- 住む人・観光する人・働く人にとってスマートな鎌倉の交通環境を目指すための「ロードプライシング」について
講演者:蟹江憲史氏(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授)
(2)第2部パネルディスカッション(「SDGs未来都市かまくら」として鎌倉が目指すべきまちの姿)
「SDGs未来都市かまくら」の創造を目指し、鎌倉が魅力的なまちとなるために必要なことについて、議論しました。
コーディネーター
岸井隆幸氏((一財)計量計画研究所代表理事)
パネリスト
- 蟹江憲史氏(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授)
- 久保田尚氏(埼玉大学大学院理工学研究科教授)
- 根本敏則氏(敬愛大学経済学部教授)
- 屋ヶ田友紀氏(特定非営利活動法人minamo理事長)
- 松尾崇(鎌倉市長)
アンケートに寄せられた主な意見
- ロードプライシングは新しい取組であり、それを導入して混雑を緩和できるのであれば有効であると思う。
- 20年間の調査やデータに基づいても最適な解決策だと思う。
- 交通渋滞対策より歩行者の安全対策が優先。
