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更新日:2025年3月28日

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高齢者の帯状疱疹予防接種

帯状疱疹予防接種が、令和7年4月1日から定期接種となります。
鎌倉市では、下記の「対象者」に該当する方に接種費用の一部を助成します。
なお、この予防接種は義務ではなく、ご本人の希望により受けるものです。予防接種の効果や副反応について理解し、納得してから受けるようにしましょう。

令和7年度の対象者

  • 接種当日に鎌倉市に住民票がある方で、次の(1)または(2)に該当する方が対象です。
  • 既に帯状疱疹ワクチンの接種を完了している方は費用助成の対象外です。
  • 既に一部の接種を行った場合は、残りの接種について助成を受けることができます。
(1)次表の生年月日に該当する方(令和7年度対象者)

対象者の方には3月下旬に「おしらせはがき」(ピンク色)をお送りしています。転入等で「おしらせはがき」がお手元にない場合は、市民健康課にお問い合わせください。

対象年齢 対象生年月日
65歳 昭和35年(1960年)4月2日~昭和36年(1961年)4月1日生まれ
70歳 昭和30年(1955年)4月2日~昭和31年(1956年)4月1日生まれ
75歳 昭和25年(1950年)4月2日~昭和26年(1951年)4月1日生まれ
80歳 昭和20年(1945年)4月2日~昭和21年(1946年)4月1日生まれ
85歳 昭和15年(1940年)4月2日~昭和16年(1941年)4月1日生まれ
90歳 昭和10年(1935年)4月2日~昭和11年(1936年)4月1日生まれ
95歳 昭和5年(1930年)4月2日~昭和6年(1931年)4月1日生まれ
100歳以上 大正15年(1926年)4月1日以前の生まれ

 

(2)60歳~64歳でヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能の障害があり身体障害者手帳1級をお持ちの方

(2)に該当する方は、接種時に身体障害者手帳の写しと「接種券」の提出が必要です。「接種券」については、接種の10日前までに市民健康課へ申請してください。

実施期間

令和7年4月1日~令和8年3月31日

期間を過ぎると、全額自己負担となります。

帯状疱疹とは

  • 帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することにより、神経に沿って、痛みを伴う水疱 (水ぶくれ)が現れる皮膚の病気です。
  • 合併症の一つに、皮膚の症状が治った後にも痛みが残ることがあり、日常生活に支障をきたすこともあります。

帯状疱疹ワクチンについて

帯状疱疹ワクチンには2種類あり、接種方法や、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、 いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。

ワクチンの特徴


 
生ワクチン(阪大微研) 組換えワクチン(GSK社)

接種方法

皮下に接種 筋肉内に接種 
接種回数と間隔 1回

2回 (2か月以上の間隔をあける)※

接種条件 病気や治療によって、免疫の低下している方は接種できません 免疫の状態に関わらず接種可能
接種に注意が必要な方  輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です

病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要とした場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。

帯状疱疹に対するワクチンの予防効果

  生ワクチン(阪大微研)  組換えワクチン(GSK社)
接種後1年時点 6割程度 9割以上
接種後5年時点 4割程度 9割程度
接種後10年時点 7割程度

注 帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの予防効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。なお、ワクチンを接種しても、既に発生した帯状疱疹後神経痛などに対して効果はありません。

ワクチンの安全性

  • ワクチンを接種後に以下の表のような副反応がみられることがあります。
  • 頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。
主な副反応の発現割合 生ワクチン(阪大微研) 組換えワクチン(GSK社)
70%以上 疼痛*
30%以上 発赤* 発赤*、筋肉痛、疲労
10%以上

そう痒感*、熱感*、腫脹*、

疼痛*、硬結*

頭痛、腫脹*、悪寒、発熱、胃腸症状
1%以上 発疹、倦怠感 そう痒感*、倦怠感、その他の疼痛

(*)ワクチンを接種した部位の症状(各社の添付文書より厚生労働省にて作成)

他のワクチンとの同時接種について

  • 帯状疱疹ワクチンは、医師が特に必要と認めた場合に、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン等と同時接種が可能です。
  • 生ワクチンについては、他の生ワクチンとは27日以上の間隔を置いて接種してください。

自己負担金

  • 生ワクチン 3,000円
  • 組換えワクチン 7,000円(1回につき)

自己負担金の免除について

対象者のうち、次のいずれかに該当する方は、接種前に鎌倉市から「接種券」の交付を受けることによって、自己負担金が免除になります。

予防接種を受ける10日前までに、鎌倉市へ電話で交付申請をしてください。   

  • 市民税非課税世帯の方
  • 生活保護受給中の方

接種方法

  1. おしらせはがき
  2. マイナ保険証等の住所や生年月日を確認できるもの
  3. 自己負担金または接種券

やむを得ない事情により指定医療機関で受けられない場合

やむを得ない事情により指定医療機関で受けられない場合は、事前に「予防接種実施依頼書」の交付申請が必要です。
接種希望日14日前までに市民健康課へお申し出ください。
健康被害が生じた場合の補償と、費用の一部補助を受けることができます。

なお、交付を受けずに接種した場合は、全額自己負担です。

その他

帯状疱疹ワクチン(厚生労働省)(外部サイトへリンク)

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部市民健康課健康づくり担当

鎌倉市御成町18-10 本庁舎1階

電話番号:0467-61-3979

メール:shikenko@city.kamakura.kanagawa.jp