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更新日:2025年6月3日
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地域福祉とは、高齢者福祉や障害者福祉、児童福祉などの法制度による福祉サービスを利用する以外に、地域の人と人とのつながりを大切にして、お互いに助けあう仕組みを作っていくことです。
少子高齢化の進展が著しい鎌倉市で、健康福祉の増進を図り、誰もが住みなれた地域での支え合いにより、安心して豊かな生活を送っていくことは、市民一人ひとりの願いです。
市の事業サービスは、比較的広範な市民を対象としたサービスメニューを提供しています。一方、市民の抱える課題が多様化、複雑化してきている中で、市の行う事業サービスだけでは市民のニーズに十分対応できなくなってきており、インフォーマルなサービスなど、地域でのきめ細やかな対応が必要となってきています。
こうした中、市の行う事業サービスと地域住民が主体となって行う取り組みが相互に補完し合う「地域福祉の推進」によって、さまざまな生活課題の解決が期待されます。
令和8年度(2026年)から令和15年度(2034年)の計8年間を計画期間とする第2期地域福祉計画を策定していきます。
第2期鎌倉市地域福祉計画策定に向けて、参加いただく皆様とともに地域生活課題を把握し、今後の地域・地区のあり方、課題解決の取組などについて意見交換する機会として、地区別住民会議を開催します。
(注)大船地区➀、➁の住所地の確認は、こちらをご覧ください。
(注)地区社協区分の確認はこちらのページを参考ください。
鎌倉市内の対象地区で暮らし、学び、活動を行っている方
各回30名~40名程度(先着)
無料
e-kanagawaによる電子申請での申込となります。
申込URLはこちら(外部サイトへリンク)
令和7年5月1日(木曜日)から受付開始
(注)各地区での申込締切は、開催日に該当する週の金曜日15時00分まで(開催日が日曜日の場合も同様)とさせていただきます。
プロポーザルの詳細はこちらをご覧ください。
本計画は、『お互いを尊重し、支え合いながら、ともに活きるまち かまくら』をめざして、5つの基本目標「総合的な相談体制の確立」「包括的支援体制の構築」「地域における福祉活動や人材への支援」「地域生活す支援と権利擁護」「情報の収集と提供」、10の施策、31種に分類された203の取組で構成されています。
(注)令和6年4月にケアラー支援条例を制定しましたので、令和7年3月に目標6「ケアラーへの支援」を新たに作成し、第3章及び第4章に位置づけます。
地域福祉計画を推進するため、鎌倉市地域福祉計画推進委員会を設置し、地域福祉の推進に取り組んでいます。
「鎌倉市地域福祉計画」に基づく地域福祉の取組を、効果的かつ継続的に推進していくために、事業展開についての評価を行い、その都度見直しができるよう計画の進捗管理と評価を行っています。
令和5年度の委員の講評及び総括は次の通りです。
(1)「目標1:総合的な相談体制の確立」に関して市民アンケートによれば、身近な相談相手がいないという方が増加しており、要援護者をはじめとする住民の社会的孤立が深刻化しています。そうした中で、重層的支援体制整備事業の始まりも受け、総合的な相談体制の整備、アウトリーチによる相談の発見にしっかり取り組んでいただくよう希望します。
(2)「目標2:包括的支援体制の構築」に関して 制度の外側や狭間の課題対応や多問題家族に対して、専門性や制度・分野を超えて多機関協働で支援する包括的支援体制の重要性は高まっています。重層的支援体制整備事業においても多機関協働が進められており一層の充実を希望します。
(3)「目標3:地域における福祉活動や人材への支援」に関して少子高齢化、無縁社会化、家族の変化、景気動向などを背景に、介護・保育の専門職の担い手不足が深刻です。また、民生委員・児童委員や地域ボランティアの担い手不足も深刻です。専門職確保に関しては国レベルでの待遇改善・所得補償対策が望まれますが、福祉の仕事への魅力を若い世代に伝える福祉教育の取組も大切です。同時に、民生委員・児童委員や地域ボランティア等地域の担い手確保のためにも、福祉教育を通じた啓発や種まきが求められます。
(4)「目標4:地域生活支援と権利擁護」に関して 成年後見制度や日常生活自立支援事業の充実に加え、居住支援、都市のバリアフリー化、学びの支援、ごみ出しの支援、地域生活拠点等整備など、取り組みを拡充しています。一層の充実に努めていただくよう希望します。
(5)「目標5:情報の収集と提供」に関して 「ボランティアをしたい」と「ボランティアに来てほしい」という声を結び付けたり、「空き家を貸し出すので社会のために有効活用してほしい」「身近で安く柔軟に使える活動場所が欲しい」といった声を的確に結び付ける「情報収集・発信機能」「調整機能」の一層の充実を希望します。また、子ども食堂など地域における活動が「真に必要な人に届いているのか」が支援者には分からないとの声があるため、民生委員・児童委員などと連携して必要な方に支援情報が提供できるようにする必要がある。地域福祉計画に基づいて市がこれだけ多様な施策に取り組んでいることを、もっと市民に知ってもらいたく、SNSなども活用して周知に一層取り組んでいただきたい。
(6)全体を通して 福祉行政の取組において「事業が完了した」という表現は適切ではないため「事業を実施した」という表現に統一するようお願いしたい。また、「アウトリーチ」「プラットフォーム」などカタカナ表現が多く、専門職等の関係者以外はなかなか言葉の意味を理解することが難しいと思われる。一般市民にも読んでわかる表現や工夫をお願いしたい。
〇総括の項目❶社会動向(1)国県の動向(2)市の動向❷進捗管理の状況(1)成果指標に関して(2)具体的な取組に関して❸今後進むべき方向性(第2期鎌倉市地域福祉計画の方向性)❹その他※記載事項があれば記載しています。❺注釈※記載事項があれば記載しています。
〇総括に基づく各目標のまとめ
【目標1】「総合的な相談体制の確立」
【目標2】「包括的支援体制の構築」
【目標3】「地域における福祉活動や人材への支援」
【目標4】「地域生活支援と権利擁護」
【目標5】「情報の収集と提供」
鎌倉市地域福祉計画推進委員会の市民委員を募集しています。
【委嘱期間:令和7年(2025年)5月24日から令和10年4月30日(予定)まで】
詳細は、こちらのページをご覧ください。
所属課室:健康福祉部福祉総務課 担当者名:福祉政策担当
鎌倉市御成町18-10 本庁舎1階
電話番号:0467-23-3000
内線:2653
ファクス番号:0467-23-7505