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更新日:2024年5月7日
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企画課企画担当
令和4年度の予算と事業が決まりました。市が目指すまちの未来に向けて、さまざまな事業を通して活力あふれる鎌倉をつくっていきます。
主な事業は次の通りです。
令和4年度の予算概要
「自主防災組織リーダー等研修会」に加えて、オンライン形式で防災教育を行う「鎌倉防災リーダー研修」を開始します。市民ひとりひとりが防災リーダーとしての知識を習得することで、市全体の防災体制をさらに強化していきます。
ハザード情報や防災情報などを掲載した防災ハンドブックを全戸配布し、市民の皆さんの防災意識の向上を図ります。また、市民・帰宅困難者用の災害備蓄品の整備を行います。
さらに、「地域防災計画」の改訂を実施します。
既成宅地などにおける防災工事費について、引き続き、一部助成を行い、土砂災害などに強いまちづくりを支えます。
また、急傾斜地崩壊危険区域で県が施工する防災工事について、費用を負担するとともに、県に対して、市民などから工事相談を受けた箇所の早期指定や崩壊防止工事の促進を要請します。
防犯アドバイザーによる地域の防犯活動への支援を継続していくとともに、犯罪発生情報の提供などを行います。
また、自治会・町内会による防犯カメラ設置費の補助範囲を、機器設置費・機器更新費・修繕費に拡大し、犯罪の発生抑止を図ります。
出口の見えないコロナ禍で、将来の不安を抱えている事業者の事業継続と、市内経済回復の後押しを目的に、「鎌倉応援キャッシュレス割引キャンペーン」(4面参照)を実施します。
小児医療助成の所得制限を廃止し、中学生までの入・通院にかかる健康保険自己負担医療費(食事療養負担額を除く)を全額助成します。
学校施設の老朽化対策工事を行うとともに、全市立小・中学校の特別教室に冷暖房設備を設置します。また、今後の改築や長寿命化改修などを見据えて、引き続き、学校整備計画を検討します。
引き続き、「新庁舎等整備基本計画」の策定、事業手法、執務環境などの整備を検討するとともに、「市庁舎現在地利活用基本構想」の策定に取り組みます。また、本庁舎整備に向けて、引き続き、基金も積み立てます(新規積立金6億円)。
今年度末の事業計画認可を目指して「まちづくりガイドライン」の策定を進め、市民の皆さんの理解がさらに深まるよう努めます(4面参照)。また、県・藤沢市とともに、深沢・村岡地区の一体的なまちづくりを進めます。
主な観光スポットの混雑状況を可視化するマップシステムを提供し、観光客が混雑を避けて鎌倉を満喫できる環境整備を進めます。
本市を舞台とした大河ドラマを契機に、ドラマゆかりの地を巡る観光ルートなど、新たな観光情報を発信し、分散観光につなげます。
事務事業の見直しや、クラウド・AIをはじめとするICTツールの活用で、業務効率化・再構築を目指します。また、庁舎内窓口のワンストップ化、キャッシュレス化(6面参照)を推進し、市民の利便性を向上させます。
防災・減災など本市の抱える課題解決や、市民目線での暮らしやすさの実現に向け、産官学民が連携してサービスの実証・実装に取り組みます。
ありのままの自分を確かめ、社会とつながり、進む道を見つけるきっかけとなるプログラム「鎌倉版フォルケホイスコーレ」を実施します。
また、さまざまな分野の担い手が連携して地域活動を展開する「地域共生プラットフォーム」、家族などによるケアを支えるための「鎌倉市ケアラー支援条例」の制定に向けた準備を進めます。
農業就労体験セミナー(10面参照)への「就労特化コース」の新設や、IT業務を中心とした就労困難者への支援(BPO事業)の実施などにより、多様な就労の場をつくり出し、障害者が地域社会の一員として、社会参加・自立できる環境づくりに取り組みます。
公園施設を計画的に補修していくとともに、障害のある子もない子も誰もが安心して遊べる「インクルーシブ公園」を整備するなど、地域の特性や市民ニーズに対応した公園の維持管理を図ります。
新たな協働の仕組み「つながる鎌倉エール事業」を開始します。これまでの相互提案協働事業のうち、市民活動団体による提案を「協働コース」として充実するほか、新たに「スタートアップコース」を設けて広く参加を促し、市民活動の新たな担い手を発掘・育成します。
財政課
今年度の予算(一般会計)は、671億6,000万円と過去最大規模で、前年度と比較して58.5億円、9.5%の増になりました。実際に、どのような歳入があり、どの分野にどのくらい使うのか、収支の全体像を示します。
(注)自主財源の比率が高いほど、自主的で安定的な行政運営ができます
市の行政運営の基本的な事業を行う一般会計とは別に、特定の収入(下水道使用料や国民健康保険料など)によって特定の事業を行うために設けられています。
合計…519億9,924万3,000円(前年度比−1.3%)
鎌倉市長
松尾 崇
今年度予算は、「まちの未来はみずからつくる~ミライツクル予算」としました。これまでの本市の取り組みを継続し、「withコロナ」時代の新たな生活様式を後押ししていきます。そして困難の中、懸命に未来を切り拓(ひら)こうと闘っている市民力・地域力を背景に、未来を自らがつくる、新たな時代を切り拓いていきたいという強い気持ちを込めています。
この予算では、新型コロナウイルス対策として、引き続きワクチン接種が迅速に進むよう万全の態勢で臨むとともに、「鎌倉応援キャッシュレス割引キャンペーン」を実施します。
また、鎌倉の未来への投資を行うとともに、鎌倉の将来を担う子どもたちへの投資として、子育て・教育分野の充実を図ります。
そして、誰もが安心して自分らしく暮らせる共生社会の構築に向けた取り組みをより一層進めるため、福祉分野の課題解決など、横断的な地域コミュニティーづくりを目指します。
さらに、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を契機に、鎌倉の魅力を積極的に発信していきながら、引き続き、市民生活の基礎となる災害対策をはじめとした安全・安心なまちづくりに取り組みます。この予算のもと、先人たちから受け継いだこの鎌倉を、しっかりと次世代に引き継いでまいります。